築野グループ「第25回グリーン購入大賞」で大賞・農林水産大臣賞を受賞2024年11月29日
築野グループは、グリーン購入ネットワーク(GPN)主催の「第25回グリーン購入大賞」で、国内で発生する米ぬかと廃食用油の高度有効利用でサーキュラーエコノミーを実現する取り組みが認められ、大賞と農林水産大臣賞を受賞した。

国内で発生する米ぬかと廃食用油の高度有効利用でサーキュラーエコノミーを実現する取り組み概要
グリーン購入大賞は、環境や社会に配慮した製品やサービスを環境負荷低減と社会的責任の遂行に努める事業者から優先的に購入する「グリーン購入」の普及・拡大に取り組む団体を表彰する制度。
同社は、国内で発生する米ぬかと廃食用油を原料として有効利用できる用途を、こめ油、機能性素材、工業用油脂の分野に広げるとともに、それらの製品の市場を拡大することによりサーキュラーエコノミーの実現に貢献している。また、国内のバイオマス資源を使うことで、CO2排出削減など環境負荷の低減に結びつけている。
国産原料で製造できるこめ油は、米ぬか・米胚芽を原料として米原油を抽出し、精製工程を経て良質の製品を製造。また、機能性素材は、成分の特徴に応じて化粧品や医薬品、飼料などの原料に使用し製品を開発することで、石油由来の製品や輸入への依存度が高い製品の代替として活用している。さらに、工業用油脂では、こめ油をつくる過程で発生する非可食部の脂肪酸を利用し、インキや接着剤、潤滑油の原料などに使用する工業用の油を製造している。
同社の取り組みに対する評価は次の通り。
「貴重な国産資源である米・米ぬかの有効活用に長年取り組み、こめ油、機能性素材、工業油脂等新たな製品の創出、及び、廃食油のリサイクル事業化や多様な製品の研究開発で成果をあげていること、消費拡大に向けた啓発の取り組みは高く評価できる。また、精米工場から安定的な米ぬかの調達を実践しているほか、環境負荷低減と経済性を両立しておりサーキュラーエコノミーを具体化する優秀事例といえる」
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