農福連携取り組み農家と「Otemachi Deli マルシェ」初参加 ファミリーマート2025年3月12日
ファミリーマートは3月14日、障がいのある社員が地域の農家と協働し、近隣の農家で栽培や収穫・出荷の作業を請け負う「農福連携」の取り組みの一環として、農林中央金庫と株式会社しゅん・あぐり(埼玉県八潮市)と連携。農福連携としては初となる「Otemachi Deli マルシェ」を、東京・大手町のOtemachi Oneタワーで開催する。
同イベントは、農林中央金庫・関東業務部が農業の発展や周知を目的に2024年から開かれ、第3弾となる今回は「農福連携」についてより多くの方に知ってもらうことを目的に開催。ファミリーマートが連携するしゅん・あぐりと農福連携で従事するファミリーマート社員が参加し、いちご、小松菜、かぶ、サラダ人参、ジェラートを販売する。
ファミリーマートは、障がい者の雇用創出や障がいへの理解促進を通じて、誰もが活躍できる社会づくりを目指し、2024年から、専門知識を持つ社員を中心とした「ソーシャルサポートグループ」を新設。障がいのある社員の職域拡大やよりきめ細かなサポート体制を進めている。同11月には、今回のイベントの連携農家である株式会社しゅん・あぐりと千葉県のいちご農家・Ken'sGardenと農福連携の取り組みを開始した。
「農福連携」開始以降、農家とソーシャルサポートグループ担当者が、障がいのある社員の働きやすい環境づくりについて、より綿密にコミュニケーションを図ることで、農家で働くパートの働きやすさだけでなく、売上向上につながるなど、さまざまな相乗効果を生んでいる。また、2025年1月からは千葉県野田市のいちご農家のSENOU FARMとも協業し、農福連携は現在、3農家まで拡大。さらに2月末には、距離的なサポート体制を強化するため農福連携先からも距離の近い千葉県柏市に「ソーシャルオフィス柏」を新設した。
「Otemachi Deli マルシェ」ポスター
◎「Otemachi Deli マルシェ」概要
日時:3月14日 11時30分~14時00※売り切れ次第終了
場所:Otemachi Oneタワー B2エントランスホール前(東京都千代田区大手町1-2-1)
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