惣菜市場規模前年比102.8%『2025年版惣菜白書』日本惣菜協会2025年5月22日
(一社)日本惣菜協会は6月1日に発行する、中食・惣菜業界の国内市場をまとめた『2025年版惣菜白書』のダイジェスト版を公開した。
同白書によると、2024年の惣菜市場規模は、前年対比102.8%の11兆2882億円で、過去最高となる11兆円を突破した。コロナ禍からの本格回復、社会構造の変化による惣菜・中食ニーズの高まりを反映したとみられるが、実質的な販売数量の伸びというよりも、価格上昇・消費者物価指数の上昇に伴う"名目拡大"であるという見方もある。
業態別市場
業態別構成比で最も高いのは惣菜専門店(104.4%)で、次いで食料品スーパー(103.9%)、CVS(101.7%)、百貨店(99.1%)、総合スーパー(99.1%)の順。市場規模はCVSが最も大きく3兆5236億円で、次に食料品スーパー3兆3855億円、惣菜専門店3兆727億円と続く。
業態別構成比で増加したのは、惣菜専門店(0.4ポイント増の27.2%)、食料品スーパー(0.3ポイント増の30.0%)。減少は総合スーパーおよびCVS(共に0.3ポイント
減で、総合スーパー8.6%、CVS31.2%)、百貨店(0.1ポイント減の3.0%)。
カテゴリー別市場
カテゴリー別市場では、前年比トップは調理パンの109.1%。次いで調理麺107.8%、米飯類102.7%、一般惣菜101.7%と続き、袋物惣菜だけが97.6%と前年割れとなった。
カテゴリー別市場を業態別に見ると、米飯類は惣菜専門店、食料品スーパー、CVSの3業態で約9割(89.3%)を占める。一般惣菜は食料品スーパーが最も多く、次いで惣菜専門店、CVSが続く。調理麺はCVSが他を引き離して最も多い。調理パンは最多のCVSが前年を下回る中、食料品スーパーが市場の伸びをけん引。袋物惣菜はCVSのみが前年を上回った。
「惣菜白書」は、惣菜の市場動向・消費者動向・参考資料の構成からなる惣菜に関する業界唯一の統計資料として毎年発刊し今年で21年目を迎える。2025年版では、惣菜専門店をはじめ百貨店やスーパー・CVSなど100社6万8486店)の小売店における販売動向の調査を実施。また、消費者調査は、2025年2月7日~2月12日の期間、首都圏2067人、近畿圏2062人、東北圏1053人、九州圏1064人、男女合計6246人を対象に、Web調査を行った。
『2025年版惣菜白書』の一般企業・個人販売価格は6600円(税込)。
重要な記事
最新の記事
-
【注意報】斑点米カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 群馬県2025年8月27日
-
【注意報】ミナミアオカメムシ 県内全域で被害多発のおそれ 滋賀県2025年8月27日
-
自民党 農業構造転換推進委員会を新設 委員長に江藤前農相2025年8月27日
-
茨城の農協・生協ら 原発再稼働反対で集会 「東海第2の事故で住民避難はできない」2025年8月27日
-
松本空港事件と与那国問題は自分事【小松泰信・地方の眼力】2025年8月27日
-
農山漁村の価値創出に貢献する企業の取組 証明制度の検討開始 農水省2025年8月27日
-
国産農畜産物で料理作りに挑戦「全農みんなの子ども料理教室」開催 JA全農2025年8月27日
-
舞夢フォーラム開催 JA熊本中央会2025年8月27日
-
【浅野純次・読書の楽しみ】第112回2025年8月27日
-
秋元真夏の「ゆるふわたいむ」山梨県「たべるJAんやまなし」でBBQ食材を購入 JAタウン2025年8月27日
-
サカタのタネ 代表取締役社長に加々美勉氏が就任2025年8月27日
-
「令和7年8月20日からの大雨」農業経営収入保険の支払い期限を延長 NOSAI全国連2025年8月27日
-
国内肥料資源活用の取り組み紹介 近畿のマッチングフォーラムに出展 朝日アグリア2025年8月27日
-
数量限定「キウイブラザーズ フィギュア付きパック」販売開始 ゼスプリ2025年8月27日
-
秋田県男鹿市と包括連携協定を締結 タイミー2025年8月27日
-
豊かな泡立ちとスキムミルクの保湿成分「こんせんくんの石けん」注文受付 パルシステム2025年8月27日
-
被爆・戦後80年 利用者や役職員93人が広島と長崎を訪問 パルシステム2025年8月27日
-
地域のライフラインとして頼れる存在に 新CM「北と南の少女」公開 コメリ2025年8月27日
-
次の100年に向けた定番商品「6Pチーズ 雪印北海道バター 入り」新発売2025年8月27日
-
公式インスタ開設3周年記念「カレー詰め合わせ」プレゼントキャンペーン実施 パルシステム2025年8月27日