兼松「農業・食品GX」強化へ インセッティングコンソーシアムに参画2025年9月4日
兼松は9月3日、農業・食品GXの更なる強化・促進に向け、農林中央金庫が主催する「インセッティングコンソーシアム」の趣旨に賛同し、新たに参画したことを発表した。
インセッティングは、企業が自社のバリューチェーン上で発生する間接的なGHG排出(スコープ3)の削減に向けて、そのプロセス上で投資や支援を行うことで、バリューチェーン全体でGHG削減等の環境価値の創出と、ネイチャーポジティブへの移行を企図する概念。
インセッティングコンソーシアムでは、国内のインセッティング普及促進に向け、ワーキンググループの設立や日本の商習慣に即した国内版ガイドラインの策定を進める。これらを通じて、企業単独では対応が難しいスコープ3の削減に加え、生産者所得の向上と農業・食品バリューチェーンにおけるカーボンニュートラル、ネイチャーポジティブへの移行実現を目指している。
兼松は、中期経営計画「integration 1.1」において、GXを重点強化対象に位置付け、注力分野の一つに農業・食品GXを掲げ推進。これまでに、川下企業のスコープ3削減に向け、バイオ炭や環境配慮米、牛のメタン削減飼料などを活用し、生産品とGHG削減実績の環境価値を、セットでトレースしながら川下企業に届ける形で「カーボンインセット」の仕組みを活用した農業・食品GXを推進してきた。
このほど同社が参画に至った背景には、こうしたカーボンインセットの実践を、さらに発展・拡大させたいという意図がある。これから、農業・食品バリューチェーンに関わる幅広い参画企業と、業界横断的な情報共有や議論を通じて連携し、インセッティングの更なる普及促進と、農業・食品GXの推進に努める。
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