酪農支援「第40回タオルを贈る運動」記念式典開催 累計286万枚贈呈 パルシステム連合会2026年3月23日
パルシステム生活協同組合連合会は3月10日と11日、北海道釧路市で「第40回タオルを贈る運動記念式典」と「こんせん72牛乳贈呈式」を開催。産地の生乳生産に必要なタオルを利用者に募り寄贈する本運動は1985年に始まり、40回にわたり生産者へ贈られたタオルの累計枚数は286万枚に達した。
目録を贈呈するパルシステム東京の西村理事長(右)とJA釧路太田糸納女性部の糸納副部長
式典の冒頭、パルシステム連合会の辻正一専務理事は「1985年に始まった運動は、生産者と利用者の思いを繋ぐシンボル。良質な生乳があってこそ実現する高温短時間殺菌(HTST法)の『こんせん72牛乳』の価値を支えてきたのは、利用者からタオルと共に贈られた応援の気持ち」と感謝を伝えた。
JA阿寒の大畑成市組合長は「寄贈されるタオルがあったからこそ『こんせん72牛乳』の生産が可能になった」と、40回にわたる支援への深い謝意を伝え「厳しい経営環境だが、安全・安心でおいしい生乳を届け続けます」と力強く語った。
続いて、パルシステム東京の西村陽子理事長から目録が贈呈され、受領したJA釧路太田女性部副部長の糸納一美さんは「前職の管理栄養士時代に北海道で海外の食材を扱うことに疑問を感じ、生産者になった。パルシステムの取り組みは国内の農業を守るのだと強く感じた。酪農家としてこれからも続けていきますのでどうぞよろしくお願いします」と話した。また、パルシステム連合会畜産課の幸島沙久良さんは、酪農家戸数が1万戸を割り込む厳しい現状と、顔の見える「産直」による支え合いの重要性を報告した。
効率化と情熱が共存する現場
翌11日には、白糠町の株式会社M&Sで産地視察を実施。同牧場では自動搾乳ロボット等の最新設備を導入しており、参加者は労働力不足やコスト高騰に対し、テクノロジーを活用して乳質を維持する酪農経営の現状を確認した。
第40回を機に、自動搾乳ロボット導入など変化する産地のニーズに合わせ、タオル贈呈に加え、時代に即した「新しい支え合い」の形を検討することを確認。パルシステム連合会産直委員会の古家滋子委員長は「歴史の重みと、人と人のつながりが育んだ価値を、今後も継続していきます」と総括した。
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