ヒメトビウンカに要注意 多雨で日照不足 病害虫予報2016年4月20日
農水省は4月19日、「平成28年度 病害虫発生予報第1号」を発表した。
気象庁が4月14日に発表した1か月の気象予報では、現在全国的に多雨による日照不足が続いており、今後も続く見通しとしている。そのため病害の発生が助長されることから、適切な防除を喚起している。
全国の病害虫発生動向は、タマネギでべと病、白色疫病、キュウリでべと病、トマトで灰色かび病が多いと予想している。詳しい予報については次の通り(表の赤字は、各地の平均値より多い予想、黒字は平年よりやや多いと予想される地域)。
【水稲】
ヒメトビウンカのイネ縞葉枯ウイルス保毒虫率が高まっており、3月中下旬から神奈川県、茨城県、埼玉県、群馬県の4県で注意報が発表された。近年、同虫・同病の発生量が西日本や中部、関東の一部で高い傾向にあるため、注意が必要。
種子伝染性病害では、育苗期のイネいもち病、イネもみ枯細菌病、イネ苗立枯細菌病、イネばか苗病などの発生をふせぐため、汚染の少ない種子で育苗を行うよう努め、種子消毒などを実施すること。
籾がらや稲わら、補植用取り置き苗はイネいもち病などの伝染源になるため早期除去を行うなど対策を喚起。
【麦】
赤かび病の発生は、愛知県、滋賀県、岡山県でやや多いと予想。降雨の合い間の防除を喚起している。なお、最初の防除を行う生育時期は、▽小麦が開花を始めたころ~開花最盛期まで、▽二条大麦が穂揃い期の10日後ごろ、▽六条大麦が開花を始めたころ~開花最盛期までとなっている。
【野菜・花き】
アブラムシ類はイチゴ、ネギ、トマト、キャベツ、ホウレンソウで、多い・やや多いと予想。
タマネギべと病は4月5日、佐賀県で警報が発表されている。5月上旬まで降雨による感染拡大が懸念されるため、晴れ間の薬剤防除を喚起している。
イチゴはハダニ類の発生が多いと予想されるため、寄生葉の除去や発生初期の薬剤防除に努める。


【果樹・茶】
ウメは、ウメ輪紋病の発生地域では、同病を媒介するアブラムシ類の防除を徹底するよう喚起している。

その他、2月28日以降、都道府県が発表した警報や特殊報は次の通り。
◎警報
4月5日に佐賀県でタマネギべと病
◎特殊報
3月1日に愛知県でメボウキ(バジル)にメボウキべと病(仮称)
3日に山口県でトマト葉かび病(レース2.9)
4日に長崎県でユキヤナギにユキヤナギハマキフシダニ
7日に長崎県で茶にチャトゲコナジラミ
17日に山梨県でトマト黄化病
22日に徳島県でホウレンソウべと病(レース13)
29日に神奈川県でオリーブにオリーブがんしゅ病
31日に徳島県でレタスにレタス白絹病
4月5日に香川県でシネラリアにシネラリアえそ斑紋病
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