斑点米カメムシ類に注意を 病害虫発生予報2016年8月24日
農水省は8月23日、「平成28年度 病害虫発生予報第6号」を発表した。全国的に気温が高い日が続くことが予想され、カメムシ類やトビイロウンカなどが急激に増殖するおそれがあると注意を促している。
気象庁が18日に公表した1か月の気象予報では、全国的に気温が平年より高いと予想している。降水量は北日本で多く、東・西日本太平洋側と沖縄・奄美で平年並みまたは多いと予想。日照時間は北日本と東日本太平洋側で平年並みまたは少ないと発表した。
詳しい予報は次の通り。(表の赤字は、各地の平均値より多い予想、黒字は平年よりやや多いと予想される地域)。
【水稲】
斑点米カメムシ類では6月中旬から8月22日までの間に13県で注意報が出ている。水田に侵入して出穂期の穂を加害するため、本田をよく観察し防除を行うよう注意を喚起している。
イネいもち病は同期間に11県が注意報を出している。このうち北日本と東日本太平洋側は、気温が平年より高いものの、曇雨天の日が続くと予想され、本病の発生が助長されるおそれがある。
トビイロウンカは九州・中国・四国の一部地域で飛来が確認されているため、適切な防除を行うよう注意を促している。
【野菜・花き】
【果樹・茶】
7月12日以降、警報を発表している都道府県はない。
特殊報については次の通り。
・7月15日に千葉県でナスに対し「ナスコナカイガラムシ」
・20日に沖縄県でクルクマに対し「クルクマ青枯病」
・21日に富山県でブルーベリーに対し「ブルーベリータマバエ(仮称)」
・22日に新潟県でブドウに対し「ブドウリーフロール病(ブドウ葉巻病)」
・29日に同県でキュウリに対し「キュウリホモプシス根腐病」
・8月2日に大阪府でウメに対し「クビアカツヤカミキリ」
・3日に山口県でサツマイモに対し「ヨツモンカメノコハムシ」
・10日に栃木県でナシに対し「ニホンナシハモグリダニ(仮称)」
・22日に新潟県でツバキに対し「チャトゲコナジラミ」
重要な記事
最新の記事
-
「良き仲間」恵まれ感謝 「苦楽共に」経験が肥やし 元島根県農協中央会会長 萬代宣雄氏(2)【プレミアムトーク・人生一路】2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間特集】現地レポート:福島県JA夢みなみ岩瀬倉庫 主食用米確かな品質前面に(1)2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間特集】現地レポート:福島県JA夢みなみ岩瀬倉庫 主食用米確かな品質前面に(2)2025年4月30日
-
アメリカ・バースト【小松泰信・地方の眼力】2025年4月30日
-
【人事異動】農水省(5月1日付)2025年4月30日
-
コメ卸は備蓄米で儲け過ぎなのか?【熊野孝文・米マーケット情報】2025年4月30日
-
米価格 5kg4220円 前週比プラス0.1%2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間にあたり】カビ防止対策徹底を 農業倉庫基金理事長 栗原竜也氏2025年4月30日
-
米の「民間輸入」急増 25年は6万トン超か 輸入依存には危うさ2025年4月30日
-
【JA人事】JAクレイン(山梨県)新組合長に藤波聡氏2025年4月30日
-
【'25新組合長に聞く】JA新潟市(新潟) 長谷川富明氏(4/19就任) 生産者も消費者も納得できる米価に2025年4月30日
-
備蓄米 第3回は10万t放出 落札率99%2025年4月30日
-
「美杉清流米」の田植え体験で生産者と消費者をつなぐ JA全農みえ2025年4月30日
-
東北電力とトランジション・ローンの契約締結 農林中金2025年4月30日
-
大阪万博「ウガンダ」パビリオンでバイオスティミュラント資材「スキーポン」紹介 米カリフォルニアで大規模実証試験も開始 アクプランタ2025年4月30日
-
農地マップやほ場管理に最適な後付け農機専用高機能ガイダンスシステムを販売 FAG2025年4月30日
-
鳥インフル 米デラウェア州など3州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入停止措置を解除 農水省2025年4月30日
-
埼玉県幸手市で紙マルチ田植機の実演研修会 有機米栽培で地産ブランド強化へ 三菱マヒンドラ農機2025年4月30日
-
国内生産拠点で購入する電力 実質再生可能エネルギー由来に100%切り替え 森永乳業2025年4月30日
-
外食需要は堅調も、物価高騰で消費の選別進む 外食産業市場動向調査3月度 日本フードサービス協会2025年4月30日