農地の復旧に向けて技術支援 農研機構2016年10月12日
農研機構北海道農業研究センターと農村工学研究部門は9月23日に台風被害のあった北海道芽室町上美生地区のほ場の調査を行った。芽室町、JAめむろ、十勝総合振興局産業振興部南部耕地出張所、水土里ネット北海道事業部道東事務所、農研機構農村工学研究部門・北海道農業研究センター芽室研究拠点の計10人が参加した。
当日は視察に先立ち、これまでの調査結果の説明や隣接支庁で過去に発生した洪水の際の対応策など意見交換を行い、その後上美生地区の農地流失の現場を確認した。深さ1m以上がえぐられるように流出しており、他にも流木や土砂が流入するなど被害が確認された。
現場確認の際、農村工学研究部門が土壌のサンプリングを行い、今後はその分析結果も含めて情報提供を行う予定。農地復旧の基本的な考え方についても助言を行った。
今後の復旧作業は生産者やJAが中心に行っていくが、技術的支援は引き続き農研機構も対応していくとしている。
(関連記事)
・農研機構が台風による農業被害に支援 北海道で (16.09.29)
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