ウンシュウミカンの両親判明 農研機構2016年12月8日
農研機構は12月7日、これまで明らかになっていなかったウンシュウミカンの親品種をDNA鑑定で推定したことを公表した。種子親がキシュウミカン、花粉親がクネンボだと考えられる。



ウンシュウミカンは日本でカンキツ出荷量の約7割(平成25年調べ)を占める品種。在来品種のため、これまで親品種がわからなかった。
DNAマーカーで鑑定を行い、種子親がキシュウミカン、花粉親がクネンボと推定されている。
これで、ウンシュウミカンと親品種のゲノム情報を調べることで、機能性関与成分のβ-クリプトキサンチンを多く含むなど、ウンシュウミカンの優れてた形質の遺伝子レベルでの解明が大きく進み、新規DNAマーカーの開発などで品種改良の効率化に貢献できると考えられる。
(写真)左から種子親と判明したキシュウミカン、花粉親クネンボ、ウンシュウミカン
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