「farmo気象センサー」開発 さくらんぼ農家の遅霜被害対策を開始 farmo2021年7月21日
栃木県宇都宮市のITベンチャー企業、株式会社farmoはあらゆるモノがネットにつながる「IoT」を活用し、日本の農業をサポートする「farmo(ファーモ)気象センサー」を開発。さくらんぼ農家の遅霜被害対策を開始した。
farmo気象センサー
栃木県北部と東北を中心に4~5月、冷え込む日が続いたことで遅霜による被害が発生し、果樹農家を中心に大きな被害が出ている。この影響で果樹の雌しべが枯れるなど、農作物への被害がでており、過去最大の88億円に上っていることが山形県の調べで明らかになっている。農家と日々、直接対話しながら製品開発を行う同社は、遅霜被害に苦しむ農家をサポートするために「farmo気象センサー」を開発。農場に設置し、データを測定する実証実験を始めた。
気温、湿度、降雨量、照度、風速、風向、気圧を計測できる「farmo気象センサー」は、測りたい場所や目安にしたい場所に簡単に設置。気象台から発表されるデータより、農家が知りたい、農場内の精度の高いデータを収集でき、遅霜への対策が期待される。また、「farmo気象センサー」を設置することで、遠隔からでも知りたい場所の気象データを確認できるため、労働時間、人的コストなどの課題にも対応すると考えられる。今回は、大きな被害が発生した山形県のさくらんぼ農園に設置し、データの収集を行っている。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(140)-改正食料・農業・農村基本法(26)-2025年5月3日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(57)【防除学習帖】第296回2025年5月3日
-
農薬の正しい使い方(30)【今さら聞けない営農情報】第296回2025年5月3日
-
【鈴木宣弘:食料・農業問題 本質と裏側】「盗人に追い銭」「鴨葱」外交の生贄にしてはならぬ農産物2025年5月2日
-
【2025国際協同組合年】情報を共有 協同の力で国際協力 連続シンポスタート2025年5月2日
-
イネカメムシが越冬 埼玉、群馬、栃木で確認 被害多発の恐れ2025年5月2日
-
九州和牛をシンガポール人に人気のお土産に 福岡空港で検疫代行サービスを開始 福岡ソノリク2025年5月2日
-
就労継続支援B型事業所を開設し農福連携に挑戦 有機農家とも業務提携 ハピネス2025年5月2日
-
宮崎ガス「カーボン・オフセット都市ガス」 を県庁などに供給開始 農林中金が媒介2025年5月2日
-
5月29日から「丸の内 日本ワインWeeks2025」開催 "日本ワイン"を学び、楽しむ3週間 三菱地所2025年5月2日
-
協同心の泉 大切に 創立記念式典 家の光協会2025年5月2日
-
【スマート農業の風】(14)スマート農業のハードルを下げる2025年5月2日
-
(433)「エルダースピーク」実体験【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年5月2日
-
約1cm程度の害虫を強力捕獲「吊るしてGET虫ミニ強力タイプ」新発売 平城商事2025年5月2日
-
農中情報システム 自社の導入・活用のノウハウを活かし「Box」通じたDX支援開始2025年5月2日
-
洗車を楽しく「CRUZARD」洗車仕様ホースリールとノズルを発売 コメリ2025年5月2日
-
戦後80年の国際協同組合年 世代超え「戦争と平和」考える パルシステム神奈川2025年5月2日
-
生協の「地域見守り協定」締結数 全市区町村数の75%超の1308市区町村に到達2025年5月2日
-
ムコ多糖症ニホンザルの臨床徴候改善に成功 組換えカイコと糖鎖改変技術による新型酵素2025年5月2日
-
エフピコ×Aコープ「エコトレー」など積極使用で「ストアtoストア」協働を拡大2025年5月2日