豆類、野菜類にシロイチモジヨトウの発生を確認 京都府2021年8月27日
京都府病害虫防除所は8月25日、府内全域でネギ、豆類(黒大豆、エダマメ、アズキ)、野菜類にシロイチモジヨトウの発生を確認したことを受け、病害虫発生予察注意報3号を発令した。
左上:シロイチモジヨトウ幼虫・卵塊
右:シロイチモジヨトウによるネギの被害(写真提供:京都府病害虫防除所)
8月中旬の病害虫巡回調査によると、ネギでのシロイチモジヨトウ幼虫の発生量は、小株で平年並、大株で発生を認めた。被害株率は過去10年間で最も高くなっている。また、アズキでもシロイチモジヨトウ幼虫の発生を認めている。フェロモントラップへの誘殺虫数(7月第4半旬~8月第3半旬の合計値)は、京田辺市で97.0頭(平均24.7頭)と多い。また、亀岡市では、68.6頭(平均:66.8頭)、京丹後市で48.4頭(平均:48.0頭)と2018年から調査を始めた2地点の過去3年間の各平均と同程度となっている。防除対策は次のとおり。
〈防除対策〉
(1)中老齢幼虫の薬剤感受性は低下する。また、ネギでは葉の内部に潜り込むと薬剤による防除効果が低下するので、ほ場をこまめに見回り、若齢期に防除を行う。
(2)性フェロモン剤による交信攪乱や黄色蛍光灯を組み合わせた防除を考慮する。
(3)被害葉及び収穫残さは本種の発生源となるので、残さは一箇所にまとめて積み上げ、表面をビニル等で被覆する等、適切に処分する。
(4)本種は寄主範囲が広く、ネギ以外に豆類、野菜類、花き類を加害するので注意する。
(5)ネギでの薬剤散布は表3を参考に、使用薬剤は異なる系統のものを用い、同一系統の薬剤の連用は避ける。
重要な記事
最新の記事
-
国連が制定「サステナブルガストロノミーの日」記念祭を開催 AgVenture Lab2025年6月19日
-
【JA人事】JAあまるめ(山形県)佐藤一彦組合長を再任(6月8日)2025年6月19日
-
女の伝えたイモ・ホドイモ【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第345回2025年6月19日
-
2年連続で減収 信頼回復に力 日本穀物検定協会2025年6月19日
-
都市と農をつなぐ学びの場 大学生が企画「五感で学ぶ親子食育ツアー」開催 全国農協観光協会2025年6月19日
-
GREEN×EXPO 2027の "応援の輪"広がる 横浜のイベントや赤レンガ倉庫で「Blooming RING」配布 2027年国際園芸博覧会協会2025年6月19日
-
非常食に新しい選択肢「お米でできた麺で食べる 米めん」シリーズ登場 ケンミン食品2025年6月19日
-
全国の『地牛乳』や国産牛肉を直売「第8回らくのうマルシェ」開催 全酪連2025年6月19日
-
坂口農園 「ありがとう」の文字入りメロン ふるさと納税返礼品に登場 石川県小松市2025年6月19日
-
プロ野球チーム「佐賀アジアドリームズ」ホームタウンの耕作放棄地で米づくり開始2025年6月19日
-
日本学生BtoB新聞広告大賞 金賞受賞 サタケ2025年6月19日
-
ビーチクリーン活動を実施 愛媛県「愛ビーチ制度」に基づき 井関農機2025年6月19日
-
皮ごと食べられる赤色のブドウ新品種「サニーハート」育成 農研機構2025年6月19日
-
農業ドローン最新機種を体験 無料セミナー&実演会 大分で開催 セキド2025年6月19日
-
年6回収穫も可能な水耕稲作「みずのゆめ稲」実証成功 あゆち2025年6月19日
-
日本一のメロンを堪能「道の駅ごか」でメロンフェア開催中 茨城県五霞町2025年6月19日
-
町長も太鼓判「北海道森町産トマトとパスタのカプレーゼ仕立て」新発売 セブンイレブン2025年6月19日
-
新理事長に西内良子氏 第32回通常総代会を開催 パルシステム埼玉2025年6月19日
-
次世代発電システム「マルチハイブリッドシステム10kVA」販売開始 やまびこ2025年6月19日
-
四半世紀を経て甦ったスピリッツ「KIRISHIMA MELT」2商品を新発売 霧島酒造2025年6月19日