小ギクにアザミウマ類 沖縄本島などで発生 沖縄県2021年11月17日
沖縄県病害虫防除技術センターは、小ギクにアザミウマ類の発生を沖縄本島、伊江島、久米島で確認。これを受け、11月8日に病害虫発生予察注意報第4号を発令した。
クロゲハナアザミウマの成虫(写真提供:沖縄県病害虫防除技術センター)
沖縄本島中南部における 10月第4週のほ場調査の結果、アザミウマ類の発生ほ場率は 100%(平年値:35.3%)、茎当たり成虫数は1.4頭(平年値0.1頭)と平年より多かった。病害虫防除員からの報告によると、久米島でも発生が多い。今回発生が確認されたアザミウマは主にクロゲハナアザミウマだった。
葉を加害するアザミウマ類は、沖縄県では主としてクロゲハナアザミウマで、その他ミナミキイロアザミウマなど。これらアザミウマ類の成虫は葉に産卵し幼虫とともに葉に生息、幼虫は土壌表面に落下し蛹化する。比較的乾燥条件下で多発しやすい。
クロゲハナアザミウマの被害は葉の両面に現れるが、主に葉裏に被害が多く、茶色のかすり状になる。またハダニ類の被害と似ている。ミナミキイロアザミウマは、主に新葉を加害するため、展開葉の奇形化や、葉表にケロイド症状が現れる。
同センターでは次のとおり防除対策を呼びかけている。
〇苗の段階から葉にアザミウマがついていることが多いので、苗床での防除を徹底する。
〇定植時に粒剤を施用する。
〇採穂後の親株ほ場はアザミウマの発生源となるため、薬剤散布後すみやかに片付ける。
〇成虫は新葉や上位葉に、幼虫は上~中位葉の葉裏に多いことに留意しながら薬剤散布を行う。
〇同一ほ場内にあるキクは、異なる品種、異なる生長段階であっても、同時に防除を行う。
〇地際部から新しく出てきた脇芽は、アザミウマが増殖しやすいので、早めに除去する。
クロゲハナアザミウマによる葉表の被害(写真提供:沖縄県病害虫防除技術センター)
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