キンカメムシのユニークな求愛ダンスを発見 森林総合研究所と弘前大学2022年1月28日
森林研究・整備機構森林総合研究所と弘前大学の研究グループは、亜熱帯林に生息するカメムシの1種ナナホシキンカメムシが、ダンスを踊るようなユニークな求愛行動をすることを発見した。
ナナホシキンカメムシのペア
ナナホシキンカメムシの雄と雌は、まるでダンスのような遊戯的でリズミカルな行動パターンを繰り返す。実験室内で詳細な観察したところ、ナナホシキンカメムシは求愛行動のなかで、振動感覚、視覚、化学感覚、触覚といった多様な感覚に作用する4種類以上のシグナルを順序だてて利用している可能性が示された。これまでこのようなシグナルの組合せや順序付けなどによる情報利用システムは、ヒトを含む哺乳類や鳥類などの脊椎動物を中心に発達した能力と捉えられてきた。
ナナホシキンカメムシの一連の求愛行動。まるでダンスを踊っているかのように、多様な行動パターンを順番に行う
同研究により、無脊椎動物である昆虫でも、複数のシグナルの組合せや順序付けによる高度な情報利用を行っている可能性が示された。今回の成果を踏まえて、様々な動物のコミュニケーションを系統的に調べることにより、このような精巧なコミュニケーションがどのようなプロセスを経て発達してきたのかが明らかになると考えられる。
同研究成果は、1月21日に『Ecology誌』でオンライン公開された。
重要な記事
最新の記事
-
チョットで済まない「チャットGPT」【小松泰信・地方の眼力】2025年11月26日 -
鴨川メガソーラー問題 「谷埋め盛土」に崩落の恐れ 専門家が学習会で指摘2025年11月26日 -
【TAC・出向く活動パワーアップ大会2025】部門間連携で担い手支援 JA部門全農会長賞 JA秋田なまはげ2025年11月26日 -
甘味資源作物は食料安保の基幹 生産意欲持てる対策を 主産道県が集会2025年11月26日 -
鹿児島黒牛、安納芋、うなぎ 鹿児島の味「ふるさと便」で販売中 JAタウン2025年11月26日 -
愛媛県産オリジナル品種かんきつ「紅まどんな」販売中 JAタウン2025年11月26日 -
ルーマニアで戦う卓球日本代表選手を「ニッポンの食」で応援 JA全農2025年11月26日 -
「岐阜県産 和牛とお米のフェア」12月1日から開催 JA全農2025年11月26日 -
株式会社ISEKI M&D(松山)周辺の清掃活動行う 井関農機2025年11月26日 -
COP30で気候変動と持続可能な農業に関する共同声明を発表 井関農機2025年11月26日 -
レベニューシェア方式で「ミニ白菜」静岡で販売 農業総研2025年11月26日 -
AIとICP分析の融合による次世代型土壌診断技術を開発 国際農研2025年11月26日 -
鳥インフル 米国からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2025年11月26日 -
鳥インフル 英国からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2025年11月26日 -
愛媛・宇和島 CORLEO FARM産「コル'マドンナ」のケーキを販売 カフェコムサ2025年11月26日 -
邑久町漁協と「第6回産直会議」環境省「自然共生サイト」日本最大級の登録申請を確認 パルシステム2025年11月26日 -
北海道オホーツクの農作物をSAF原料に活用 中高校生向け探究学習プログラム実施 東京農業大学2025年11月26日 -
日本生協連「UCDAアワード2025」企業総合賞と専門家賞2商品を同時受賞2025年11月26日 -
長野県に「コメリハード&グリーン真田店」12月10日に新規開店2025年11月26日 -
足立区から感謝状 国際協同組合年に美しく安全な街づくり パルシステム東京2025年11月26日


































