鹿児島県徳之島でサトウキビ栽培のスマート農業の実証実験を開始 クボタ2022年3月4日
株式会社クボタは、日本電気株式会社(NEC)、南西糖業株式会社、有限会社南西サービス、鹿児島県大島支庁徳之島事務所農業普及課と共同で、鹿児島県徳之島にてサトウキビ栽培のスマート農業の実証実験を開始した。
設置センサー
鹿児島県徳之島の農地面積は奄美群島中最大の約7,000haに及び、島の面積の約28%を占める。その徳之島の基幹作物であるサトウキビは収穫後の時間経過に伴って品質が低下していくので、収穫後速やかに製糖作業を行う必要がある。そのため、製糖工場では稼働計画に収穫作業状況を反映させたいというニーズがある。
現状では収穫作業の稼働状況をタイムリーに把握・共有できていないため、製糖工場ではサトウキビ搬入量の予測が難しく、当日の操業予定時間を長めに設定せざるを得なかった。また、操業に必要なサトウキビが搬入される迄の待機時間が生じる等、影響が出ている。本実験では、約3,000haのサトウキビ農地を管理する南西サービスと協業し、サトウキビ収穫機の稼働情報を同社の営農支援システム「KSAS」に送信し、機械の位置情報や稼働時間のデータが収穫作業の進捗状況の把握に役立つかを検証する。
また、サトウキビの単収向上のためには、生育初期の状況を迅速かつ的確に把握し、補植などの追加作業を行う必要がある。現状では目視で生育状況の確認を行っており、多大な労力と時間が必要となっている。本実験ではNECの農業ICTプラットフォーム「CropScope」を活用し、衛星・ドローンで撮影した画像のAI解析などによる初期生育状況の把握や収量予測も行う。
実証実験を通じて、サトウキビ生産者や製糖事業者の課題解決に必要なデータを収集・蓄積を狙う。収量・品質の安定化や製糖工場の最適な運営に貢献し、データを活用した次世代のサトウキビ栽培の確立を目指す。
重要な記事
最新の記事
-
【2025国際協同組合年】「協同組合っていいかも!」 若い世代へ発信を 連続シンポ第6回2025年10月15日
-
イネカメムシをムシヒキアブが捕食 「天敵」防除に可能性 有機農研シンポで報告2025年10月15日
-
平成の大合併と地方自治【小松泰信・地方の眼力】2025年10月15日
-
公開シンポ「わが国の農業の将来を考える」11月1日開催 日本農学アカデミー2025年10月15日
-
令和7年度加工食品CFP算定ロールモデル創出へ モデル事業の参加企業を決定 農水省2025年10月15日
-
西崎幸広氏ら元プロ野球選手が指導「JA全農WCBF少年野球教室」草津市で開催2025年10月15日
-
元卓球日本代表・石川佳純が全国を巡る卓球教室 三重で開催 JA全農2025年10月15日
-
新米など新潟県特産品が「お客様送料負担なし」キャンペーン実施中 JAタウン2025年10月15日
-
秋元真夏の「ゆるふわたいむ」マロンゴールドで鹿児島の郷土料理「がね」を調理 JAタウン2025年10月15日
-
みなとみらいでお芋掘り「横浜おいも万博2025」さつまいも収穫体験開催2025年10月15日
-
JA全農京都×JA全農兵庫×JA全農ふくれん「ご当地ピザ」セット販売 JAタウン2025年10月15日
-
2027年国際園芸博にタイ王国が公式参加契約2025年10月15日
-
「水田輪作新技術プロジェクト」キックオフフォーラム開催 農研機構2025年10月15日
-
「第77回秋田県農業機械化ショー」にSAXESシリーズ、KOMECTなど出展 サタケ2025年10月15日
-
「直進アシスト搭載トラクタ」がみどり投資促進税制の対象機械に認定 井関農機2025年10月15日
-
東京駅「秋の味覚マルシェ」で新米や採れたて野菜など販売 さいたま市2025年10月15日
-
県民みんなでつくる「白米LOVE」公開 ごはんのお供をシェア 兵庫県2025年10月15日
-
16日は「世界食料デー」賛同企業など「食」の問題解決へランチタイムに投稿2025年10月15日
-
農機具プライベートブランド「NOUKINAVI+」公式サイト開設 唐沢農機サービス2025年10月15日
-
年に一度の幻のじゃがいも「湖池屋プライドポテト 今金男しゃく 岩塩」新発売2025年10月15日