農業用ロボットのHarvestX 植物工場での稼働へ 1億5000万円を資金調達2022年3月31日
HarvestXは、ANRIが運営する「ANRI 4号投資事業有限責任組合」、東大IPCが運営する「オープンイノベーション推進 1号投資事業有限責任組合」、ディープコアが運営する「DEEPCORE TOKYO 2号投資事業有限責任組合」から、総額1億5000万円の資金調達を実施した。
ハチに代わるロボットを活用した授粉技術を開発
食料問題や農業就業人口の減少や、食の衛生面・安全に対する関心の高まりとともに植物工場の市場に注目が集まっている。また、レタスなどの葉物類の植物工場が展開を広げる一方、イチゴのような果実類の生産のためにはハチやハエを媒介とした虫媒受粉もしくは人の手による授粉が必要で、収量の不安定さ、高コスト、ハチの短いサイクルでの使い捨てが課題となっている。
HarvestXは、ハチに代わるロボットを活用した授粉技術の開発に取り組み、世界で初めてロボットによるイチゴの授粉の実証に成功。現在は社内の研究施設「HarvestX Lab」に植物工場と同等の栽培設備を導入し、植物工場事業会社での授粉ロボットやソフトウェアシステムの実証実験に向けたプロトタイプの開発を進めている。
同社はこれまで、社内の研究施設「HarvestX Lab」内で実証試験機「XV-1」「XV-2」による授粉の実証実験を行ない、ハチや人間を超える精度での授粉に成功。今回の増資により、パートナーである植物工場事業会社との実証実験に向けたハードウェア・ソフトウェアを開発する。また、実際の植物工場での実証実験を通じてオペレーションの検証や授粉精度の向上を進める。
さらに、その実証実験の結果を踏まえた製品バージョンのベータリリースを計画。また、日本初の取り組みとして徳山工業高等専門学校と提携し、授粉・収穫用ロボットの共同研究を行う。
重要な記事
最新の記事
-
【人事異動】JA全中(10月1日付)2025年9月12日
-
【注意報】野菜類、花き類、豆類にハスモンヨトウ 県内全域で多発のおそれ 兵庫県2025年9月12日
-
【注意報】果樹カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 佐賀県2025年9月12日
-
【石破退陣に思う】農政も思い切りやってほしかった 立憲民主党農林漁業再生本部顧問・篠原孝衆議院議員2025年9月12日
-
【石破首相退陣に思う】破られた新しい政治への期待 国民民主党 舟山康江参議院議員2025年9月12日
-
【石破退陣に思う】農政でも「らしさ」出しきれず 衆議院農水委員会委員・やはた愛衆議院議員(れいわ新選組)2025年9月12日
-
ドローン映像解析とロボットトラクタで実証実験 労働時間削減と効率化を確認 JA帯広かわにし2025年9月12日
-
スマート農業の実践と課題を共有 音更町で研修会に150名参加2025年9月12日
-
【地域を診る】個性を生かした地域づくり 長野県栄村・高橋彦芳元村長の実践から学ぶ 京都橘大学学長 岡田知弘氏2025年9月12日
-
(452)「決定疲れ」の中での選択【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年9月12日
-
秋の味覚「やまが和栗」出荷開始 JA鹿本2025年9月12日
-
「令和7年台風第15号」農業経営収入保険の支払い期限を延長 NOSAI全国連2025年9月12日
-
成長軌道の豆乳市場「豆乳の日」前に説明会を実施 日本豆乳協会2025年9月12日
-
スマート農園を社会実装「品川ソーシャルイノベーションアクセラレーター」に採択 OYASAI2025年9月12日
-
ご当地チューハイ「寶CRAFT」<大阪泉北レモン>新発売 宝酒造2025年9月12日
-
「卵フェスin池袋2025」食べ放題チケット最終販売開始 日本たまごかけごはん研究所2025年9月12日
-
「日本酒イベントカレンダー 2025年9月版」発表 日本酒造組合中央会2025年9月12日
-
北海道檜山特産品マルシェ「ひやマルシェ」開催2025年9月12日
-
農福連携 食品産業向け展示商談会「ノウフク見本市2025in大阪」開催2025年9月12日
-
次世代モデルの人工光型植物工場「福井美浜工場」竣工 椿本チエイン2025年9月12日