ムギ類に赤かび病 県内全域で確認 愛知県2022年5月9日
愛知県病害虫防除所は、ムギ類に赤かび病の発生を県内全域で確認。これを受け、4月28日に病害虫発生予察注意報第1号を発令した。
名古屋地方気象台が4月28日に発表した1か月予報によると、向こう1か月の気温は平年並か高く、降水量は平年並か多い見込みで、ムギ類赤かび病の感染に好適な気象条件となる可能性が高い。昨年5月下旬に県内10地点、20ほ場で実施した巡回調査で、ムギ類赤かび病の発病穂率は3.45%(平年0.42%、前々年0.15%)と過去10年間と比較して最も高かったため、一次伝染源となる越年した病原菌の量が多いと考えられる。
4月(27日現在)における気象条件(降雨日数:14日、平均気温:16.8℃)とムギ類赤かび病の発生が多かった昨年4月の気象条件(降雨日数:13日、平均気温:15.2℃)を比較すると、本年のほうが感染リスクが高い。
同防除所では次のとおり防除対策を呼びかけている。
〇防除適期である開花始めから開花期までの間に、表1または表2を参考に薬剤を散布する。
〇開花期における防除以降に、降雨が続き気温が高く推移する場合は、開花期防除の7日~10日後に追加防除を行う。
〇耐性菌の発生を防ぐため、追加防除を行う場合はFRACコードを考慮し、同系統の薬剤の連用は避ける。
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