環境負荷を抑えながら美味しい苺を生産「The Good Green Farms」創業2022年5月17日
完熟クラフト苺BERRYを運営する遊士屋株式会社(三重県伊賀市)と、環境適応型農業技術を開発する株式会社CULTIVERA(沖縄県国頭郡)は、環境負荷を抑えながら高品質な苺を通年生産する「The Good Green Farms(ザ・グッドグリーンファームズ)」を共同で開始。食のプロへ向けた限定販売も同時に始める。
美味しいいちごづくりの技術を、超省資源栽培で再現
ザ・グッドグリーンファームズは、「気候変動から美味しさを守る」をテーマに、超省資源栽培による高品質ないちごの通年生産と販売を行う農場で、高価な設備を必要とせず、超省資源で高品質ないちごを通年・安定生産。伝統的な農法の約1/10の量の水で超節水・農業排水ゼロ・超省土壌など、超省資源栽培による高品質ないちごを通年生産し販売する。
CULTIVERAが開発した特許栽培技術「Moisculture(モイスカルチャー)」は、植物が生きるために張り巡らせる毛細根の可能性に着目。水や土の資源消費を抑えながら、機能性(栄養価)が高く食味の良い作物を様々な環境で育てることを可能にする技術で、特殊なファイバー積層で形成した空間を気化水分(湿度)で満たす。これにより、元来植物が持っている、効率よく水分や栄養を吸収できる微細な「毛細根」を発生・活性させ、気化水分で育てるため水の消費量が従来の栽培法の約1/10になる。
また、土壌の代わりに空間で育てるため、土をほとんど消費しない栽培が可能で、淡水・土壌の大量消費や汚染、森林破壊など農業が抱える環境課題の解決につながる。世界の淡水の69%を農業で利用しているといわれているが、環境保全に配慮したこの栽培方法は、高価な設備を必要とせずに、世界の様々な国や地域で普及できる。
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