【注意報】カキ炭疽病 県内全域で発生 岐阜県2022年5月31日
岐阜県病害虫防除所は、カキ炭疽病の発生を県内全域で確認。これを受け、5月27日に病害虫発生予察注意報第2号を発令した。
冬期における罹病枝の病斑(写真提供:岐阜県病害虫防除所)
岐阜・西濃地域のカキ定点ほ場における2021年9月下旬の調査では、発病果率が4.4%(平年0.9%)と高かった。また、今年2月に実施した定点ほ場以外における調査では、13ほ場のうち12ほ場で罹病枝が認められた。さらに、岐阜・西濃地域のカキ定点ほ場における5月中旬の調査では、新梢における炭疽病の発病が4ほ場のうち3ほ場で認められた。
5月26日発表の名古屋地方気象台の1か月予報では、気温が平年並~高く、降水量が平年並~多いと予想されており、感染に好適な条件となる恐れがある。また、強風を伴う雨があった場合には、発生が増加する恐れがある。
新梢(枝)の病斑(写真提供:岐阜県病害虫防除所)
同防除所では次のとおり防除対策を呼びかけている。
〇新梢の発病を徹底して防ぐことが重要であるため、6月上旬に防除を確実に行う。
〇ほ場内をよく観察して、発病枝や発病果は見つけ次第除去し、ほ場外に持ち出す。
〇耐性菌の増加を抑制するため、同一薬剤(特にQoI剤、及びベンゾイミダゾール系)の連用を避ける。農薬は、「農薬登録情報提供システム」で最新の登録情報を参照し、収穫前日数に注意しながら適正に使用する。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(158)-改正食料・農業・農村基本法(44)-2025年9月6日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(75)【防除学習帖】第314回2025年9月6日
-
農薬の正しい使い方(48)【今さら聞けない営農情報】第314回2025年9月6日
-
【注意報】普通期水稲に紋枯病 県内全域で多発のおそれ 長崎県2025年9月5日
-
「適正な価格」の重要性 消費者に訴える 山野全中会長2025年9月5日
-
米価暴落防ぐ対策を 小泉農相に小松JA秋田中央会会長2025年9月5日
-
(451)空白の10年を作らないために-団塊世代完全引退後の「技術継承」【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年9月5日
-
【統計】令和7年産一番茶の荒茶生産量 鹿児島県が初の全国一位 農水省調査2025年9月5日
-
【統計】大豆生産費(組織法人)10a当たり0.7%増 60kg当たり1.6%増 農水省調査2025年9月5日
-
【統計】大豆生産費(個別)10a当たり0.8%増 60kg当たり10.7%減 農水省調査2025年9月5日
-
【統計】冬キャベツ、冬にんじんの収穫量 前年比2割減 農水省調査2025年9月5日
-
長野県産ナガノパープルのスイーツ「いっちょう」「萬家」全店で提供 JA全農2025年9月5日
-
『畜産酪農サステナビリティアクション2025』発行 JA全農2025年9月5日
-
「国産シャインマスカット」全国のファミリーマートで販売 JA全農2025年9月5日
-
「わたSHIGA輝く国スポ2025」参加の広島県選手団へ清涼飲料水贈呈 JA共済連広島2025年9月5日
-
「いちはら梨」が当たるSNS投稿キャンペーン実施中 千葉県市原市2025年9月5日
-
猛暑対策に高性能遮熱材「Eeeサーモ」無料サンプルも受付 遮熱.com2025年9月5日
-
農機具王とアグリスイッチ 構造再編をチャンスに「週末農業プロジェクト」始動2025年9月5日
-
鳥インフル ハンガリーからの生きた家きん、家きん肉等の一時輸入停止措置を解除 農水省2025年9月5日
-
旬の巨峰を贅沢に「セブンプレミアム ワッフルコーン 巨峰ミルク」新発売2025年9月5日