スマート農機活用で"エゴマ"の機械化一貫体系を確立「やまがたエゴマ協議会」設立2022年6月3日
名古屋大学発ベンチャーのグランドグリーン株式会社(愛知県名古屋市)は、農事組合法人おおが(岐阜県山県市)、岐阜県山県市、岐阜県岐阜農林事務所と連携し、スマート農機を活用したエゴマの機械化一貫体系を確立。環境にやさしい「やまがたエゴマ」の産地化を図るため、「やまがたエゴマ協議会」を設立した。
やまがたエゴマ・販売中の純国産エゴマ油
グランドグリーンは次世代の食農を創造する研究開発型のアグリバイオスタートアップ。独自の異科接木技術やゲノム編集技術等の最新の知見を組み合わせ、新しい作物と生産のあり方を種苗分野から提案している。
同社は、農事組合法人おおがと連携し、独自のエゴマ品種を開発・栽培してきた。2021年度は約2ヘクタールの農地でエゴマを栽培し、収穫時にコンバイン等を活用するなど機械化体系に向けた取り組みを行った。今後、地域の気候に応じた独自品種の確立と並行して関係者と連携し、エゴマ栽培の機械化一貫体型および環境に配慮した栽培体型の確立・産地化をめざす。
また、昨年岐阜県山県市で栽培したエゴマを原料に使った、えごま油の販売を開始。同山県市産の有機・無農薬栽培の国産エゴマを原料に、低温圧搾製法(コールドプレス)で搾油し、アマゾンで販売している。
エゴマは、シソ科の一年草で、葉には抗酸化・抗炎症作用があるロスマリン酸やルテオリンが含まれ、種子から油を取ることができる。エゴマ油には、健康成分αリノレン酸が多く含まれ、健康によい油として注目されている。
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