北海道十勝農協連でAI画像認識技術を用いたポリゴンを提供 サグリ2022年11月30日
サグリは、経済産業省の令和4年度宇宙産業技術情報基盤整備研究開発事業における「衛星データ利用環境整備・ソリューション開発支援事業」で衛星データの無料利用事業者に採択された。また、十勝農業協同組合連合会にサービスを提供する。
サグリは、「Local Innovation Challenge HOKKAIDO 2020」に採択され、北海道新篠津村との衛星データによる土壌分析プロジェクトを行ってきた。また、昨年度からJAしんしのつ、今年度からホクレンと実証実験を行い北海道の農業のDX化に取り組んできた。
経済産業省の「衛星データ利用環境整備・ソリューション開発支援事業」は、衛星データによる社会課題解決の推進を目的として、北海道など選定地域で商用衛星データを追加で調達し、ソリューション開発実証を集中的に行う事業。今回の公募では、地域課題解決の事業化検討に必要な衛星データを、衛星データプラットフォーム「Tellus」上で無料で利用できる事業者を募集した。
農地自動区画化技術「AIポリゴン」は、高解像度衛星画像を用いてAIの画像認識技術により自動区画化でき、世界中の農地をポリゴンできる技術。農地の区画情報(ポリゴン)は、ドローンや衛星画像などのAI解析において、大量の筆単位の農地を解析する上で必要となる基礎情報で、現在、国内では地域JAへ提供。また、海外ではタイではMOAC(農業・協同組合省)のLDD(土地開発局)やインドのHP州政府への提供が始まりUNDP(国連開発計画)のカタログ掲載も決まった。国内で特許権利化を終え、世界12か国で特許出願を終えている。
同社は今後、実証の対象となる十勝農協連をはじめ実証地域で、現在AIによって自動生成した農地区画を目視による確認と漏れがある箇所の農地区画の作成・修正を行い、Webアプリケーションを開発をめざす。また、AIによる自動生成に加え、目視を経た判定精度の高い農地区画を提供。農業の課題解決に向けた事業として実現する可能性を検討する。
重要な記事
最新の記事
-
【注意報】斑点米カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 石川県2025年7月4日
-
(442)エーカレッジ(作付面積)から見る変化【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年7月4日
-
【JA人事】JAながさき県央(長崎県)里山耕治組合長を再任(6月27日)2025年7月4日
-
人的資本を人事制度で具体化する 「令和7年度 人事制度改善セミナー」開催 JA全中2025年7月4日
-
「有機薄膜太陽電池」で発電した電力 ブドウの着色に活用 実証実験開始 山梨県2025年7月4日
-
株主優待制度を新設 農業総研2025年7月4日
-
夏の訪れ告げる初競りの早生桃 福島県産「はつひめ」販売 青木フルーツ2025年7月4日
-
ニッテン「スズラン印」ロゴマークをリニューアル 日本甜菜製糖2025年7月4日
-
「国際協同組合年」認知度調査「生協に参加したい」が7割 パルシステム2025年7月4日
-
洋菓子のコロンバン主催「全国いちご選手権」あまりんが4連覇達成2025年7月4日
-
野菜わなげや野菜つり 遊んで学ぶ「おいしいこども縁日」道の駅とよはしで開催2025年7月4日
-
北海道初進出「北海道伊達生産センター」完成 村上農園2025年7月4日
-
震災乗り越え健康な親鶏を飼育 宮城のたまご生産を利用者が監査 パルシステム東京2025年7月4日
-
神奈川県職員採用「農政技術(森林)経験者」受験申し込み受付中2025年7月4日
-
神奈川県職員採用「獣医師(家畜保健衛生分野)経験者」受験申し込み受付中2025年7月4日
-
信州の味が集結 JA全農長野×ファミマ共同開発商品 長野県知事に紹介2025年7月4日
-
障害者のやりがい・働きがい・生きがい「ガチャタマ」で応援 パルシステム埼玉2025年7月4日
-
参議院選挙に行ってとんかつ割引「選挙割り」実施 平田牧場2025年7月4日
-
作物と微生物の多様な共生が拓く農業の未来 意見論文が米国植物科学誌に掲載 国際農研2025年7月4日
-
国産率100%肥料の商品を販売開始 グリーンコープ共同体2025年7月4日