【注意報】ネギ、ブロッコリー、ダイズにシロイチモジヨトウ 県内全域で多発のおそれ 埼玉県2023年9月28日
埼玉県病害虫防除所は、ネギ、ブロッコリー、ダイズにシロイチモジヨトウが県内全域で多発のおそれがあるとして、9月25日に令和5年度病害虫発生予察注意報第5号を発令した。
写真1:ブロッコリー葉を食害するシロイチモジヨトウ老齢幼虫(写真提供:埼玉県病害虫防除所)
埼玉県病害虫防除所によると、8月15日の注意報第4号の発表後も、フェロモントラップへの雄成虫誘殺数が平年を上回って推移。気象庁が9月21日に発表した季節予報によると、関東甲信地方の向こう1か月の気温は高く、降水量はほぼ平年並と予想されている。
写真2:ダイズ葉を食害するシロイチモジヨトウ老齢幼虫(写真提供:埼玉県病害虫防除所)
従来目立った加害を受けていなかったダイズほ場において、葉の食害及び幼虫が多数確認されている。9月中旬のネギほ場(5地域)の調査結果では平均すると60.4%の株で幼虫が認められ、昨年(34.4%)を大きく上回っている。また、ブロッコリー等の他作物でも、定植間もないほ場で食害を受けると今後の生育に大きく影響することが懸念される。
同防除所では次のとおり防除対策を呼びかけている。
〇早期発見に努め、卵塊やふ化直後の1~2齢幼虫の集団を見つけたら速やかに取り除き、ほ場外で適切に処分する。
〇幼虫が作物内に食入すると薬剤の効果が低下するため、被害を確認したら直ちに防除を実施する。
〇老齢幼虫に対しては薬剤の効果が低下するため、薬剤散布は若齢幼虫のうちに実施する。また、同一系統の薬剤の連用は避ける(表1~3)。

重要な記事
最新の記事
-
世界が認めたイタリア料理【イタリア通信】2025年12月27日 -
【特殊報】キュウリ黒点根腐病 県内で初めて確認 高知県2025年12月26日 -
【特殊報】ウメ、モモ、スモモにモモヒメヨコバイ 県内で初めて確認 高知県2025年12月26日 -
【注意報】トマト黄化葉巻病 冬春トマト栽培地域で多発のおそれ 熊本県2025年12月26日 -
【注意報】イチゴにハダニ類 県内全域で多発のおそれ 熊本県2025年12月26日 -
バイオマス発電使った大型植物工場行き詰まり 株式会社サラが民事再生 膨れるコスト、資金調達に課題2025年12月26日 -
農業予算250億円増 2兆2956億円 構造転換予算は倍増2025年12月26日 -
米政策の温故知新 価格や流通秩序化 確固たる仕組みを JA全中元専務 冨士重夫氏(1)2025年12月26日 -
米政策の温故知新 価格や流通秩序化 確固たる仕組みを JA全中元専務 冨士重夫氏(2)2025年12月26日 -
米卸「鳥取県食」に特別清算命令 競争激化に米価が追い打ち 負債6.5億円2025年12月26日 -
(467)戦略:テロワール化が全てではない...【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年12月26日 -
【スマート農業の風】(21)スマート農業を家族経営に生かす2025年12月26日 -
JAなめがたしおさい・バイウィルと連携協定を締結 JA三井リース2025年12月26日 -
「省エネルギー投資促進・需要構造転換支援事業」採択 高野冷凍・工場の省エネ対策を支援 JA三井リース2025年12月26日 -
日本の農畜水産物を世界へ 投資先の輸出企業を紹介 アグリビジネス投資育成2025年12月26日 -
石垣島で「生産」と「消費」から窒素負荷を見える化 国際農研×農研機構2025年12月26日 -
【幹部人事および関係会社人事】井関農機(1月1日付)2025年12月26日 -
GREEN×EXPO 2027の「日本政府苑」協賛を募集 2027年国際園芸博覧会協会2025年12月26日 -
初の殿堂入り生産者誕生 産直アプリ「ポケットマルシェ」2025年生産者ランキングを発表2025年12月26日 -
災害時の食の備えを支援 新サイト「食の備え BOSAI」公開 コープこうべ2025年12月26日


































