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【特殊報】レタスに「レタス疫病」県内で初めて確認 徳島県2023年10月24日

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徳島県立農林水産総合技術支援センター病害虫防除所は、レタスにレタス疫病の発生を県内で初めて確認。これを受けて、10月20日に令和5年度病害虫発生予察特殊報第2号を発令した。

徳島県立農林水産総合技術支援センター病害虫防除所によると、1月に阿波市のレタスにおいて収穫前の株が萎凋する症状が発生した(図1)。同所で分離し、東海国立大学機構岐阜大学に同定を依頼したところ、徳島県では未発生のPhytophthora pseudolactucaeによるレタス疫病と判明した。

同病の発生は、これまでに2005年に兵庫県、2013年に香川県で確認されている。

図1:本圃での発生状況(以下、写真提供:徳島県)・図2:髄部の褐変症状図1:本圃での発生状況(以下、写真提供:徳島県)・図2:髄部の褐変症状

レタス疫病は、主に厳寒期(1~3月)のトンネル栽培の作型に発生し、髄部を侵し、萎凋症状を呈する(図1)。株の萎凋症状が見られても、根張りは良好で、菌核、胞子及び菌糸も認められない。萎凋した株を縦に切断すると、髄部が褐色から黒色に変色している(図2)。症状が進むと葉や茎の基部が黒変し、株全体が黄化して枯死する。

同病は卵菌類の一種で、土壌伝染性の病害。発病した株に形成した遊走子のうから遊走子が放出され、水媒伝染する(図3)。土壌中の卵胞子(図4)が伝染源となるため、前年に発病した圃場に植え付けすると再発する。

図3:V8培地上に形成された遊走子のう・図4: V8培地上に形成された卵胞子図3:V8培地上に形成された遊走子のう・図4: V8培地上に形成された卵胞子

同所では次のとおり防除対策を呼びかけている。

〇現在、レタス疫病に対する登録薬剤はない。

〇市販の簡易キット(agdia社製)で簡易診断が可能。発病株の早期発見に努め、発病株は圃場外へ持ち出し適正に処分する。

〇一般的に疫病は、排水不良により発生が助長されるため、耕盤破砕や畝を高くするなど排水対策を行う。

〇夏期に太陽熱消毒または土壌還元消毒をする。

〇汚染土壌を未発生圃場へ持ち込まないよう農機具等は洗浄する。

〇育苗は発病圃場から隔離した場所で行い、無病培土を用いる。

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