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【特殊報】ニラにフシダニ科の一種 県内で初めて確認 熊本県2024年1月31日

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熊本県病害虫防除所は、ニラ(ヒガンバナ科)にフシダニ科の一種の発生を県内で初めて確認。これを受けて、1月30日に令和5年度病害虫発生予察特殊報第6号を発令した。

図1:葉が湾曲したニラ被害株、 図2:葉鞘部に発生した水疱状の隆起(写真提供:熊本県病害虫防除所)図1:葉が湾曲したニラ被害株(左)、
図2:葉鞘部に発生した水疱状の隆起(写真提供:熊本県病害虫防除所)

熊本県病害虫防除所によると2023年11月、県内のニラ栽培ほ場で、葉が湾曲する被害が確認された(図1)。被害株を確認したところ、フシダニ科のダニが寄生しており、葉鞘内部では水疱状の隆起が確認された(図2、図3)。被害様相や虫体の形態から同年9月に栃木県の特殊報で報告されたダニと同一種であることが疑われたため、法政大学植物医科学センターに同定を依頼。その結果、Aceria属のダニと同定され、栃木県で発生したものと同一種であることが確認された。

図3:葉鞘内部に寄生するフシダニ科の一種(写真提供:熊本県病害虫防除所)図3:葉鞘内部に寄生するフシダニ科の一種(写真提供:熊本県病害虫防除所)

2023年9月に栃木県で発生が初めて確認された。高知県でもフシダニ科の報告(2023年12月)があるが、熊本県で確認されたダニと高知県で確認されたものが同一種か否かは不明。

成虫は体長約0.2ミリで、白色または淡黄色のうじ虫型。また、卵は白色半透明の球型。同種はフシダニ科Aceria属の既知種とは外部形態や塩基配列が異なる別種であり、生態は不明。

同種は葉鞘部や葉の基部での寄生が多い。寄生部では水疱状の隆起が発生し、症状が進むと葉が湾曲して奇形化する。これは寄生が多い葉鞘内部での被害が葉の伸長に伴い上部に進展して発生すると考えられる。

同防除所では次のとおり防除対策を呼びかけている。

〇1月30日現在、ニラにおける同種に対する登録農薬はない。

〇同種の発生を肉眼で確認することは困難であるため、ほ場内での被害株の早期発見に努め、発生が認められた場合は株ごと除去し、ほ場外で適切に処分する。

〇手袋や農機具等を介した同種の移動を防ぐため、発生ほ場での作業後の洗浄を徹底する。

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