【注意報】たまねぎにべと病 県下全域でやや多発のおそれ 長崎県2024年2月22日
長崎県病害虫防除所は、たまねぎ(早生)にべと病が県下全域でやや多発のおそれがあるとして、2月16日に令和5年度病害虫発生予察注意報第8号を発令した。
長崎県病害虫防除所によると、2月前期の巡回調査(16筆)の結果、発病株率は0.05%(平年 0.04%)、発生圃場率は12.5%(同 12.5%)だった。一次感染株に加え、すでに二次感染株の発生も確認されている。
気象に基づく二次伝染推定モデルによると、本病の感染に好適な条件が1月末から2月上中旬にかけて昨年より早く、高頻度で出現しており、潜伏期間後に発病する可能性がある。
福岡管区気象台が2月15日に発表した気象予報によると、向こう1か月の気温は平年より高く、降水量も多い見込みで、同病の発生に好適となる。
同防除所では次のとおり防除対策を呼びかけている。
〇圃場の見回りをこまめに行い、発病株(一次感染株)を発見したらできるだけ早く抜き取る。抜き取った株は圃場内に放置せず、胞子が周囲に飛散しないよう、その場で直ちに袋等に入れて圃場外に持ち出し、適切に処分する。
〇べと病は条件が整うと感染と発病を繰り返し急激に蔓延するため、今後の気象情報等に留意し、一次感染株の見られる圃場では早急に薬剤散布を行う。また、発病が見られない圃場でも2月中下旬以降は定期的な予防散布を行う。薬剤散布量が十分でないと効果が低下するため、薬剤には展着剤を加用し、株全体が濡れるようむらなく散布する。
〇圃場の排水が悪いと本病の発生を助長するため排水対策を行う(明きょの切り直し等)。
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