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【特殊報】「モモ胴枯細菌病」初確認 病原菌を同定 新潟県2024年4月9日

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新潟県病害虫防除所は、モモ胴枯細菌病を初めて確認し、4月8日に令和6年度病害虫発生予察特殊報第1号を発令した。

新潟県病害虫防除所によると、2023年10月に新潟県内のもも園地(品種:あかつき他)において、若木の急激な枯死及び赤褐色の樹液漏出が確認された。り病樹からさび症状を呈していた枝を採取し、農研機構が菌を分離、同定および遺伝子解析を実施した結果、Dickeya dadantiiを病原体とするモモ胴枯細菌病であることが判明した。

モモ胴枯細菌病は、これまで「モモ急性枯死症」として知られており、同病が疑われる症状はこれまで新潟県で確認されていたが、病原菌は未同定だった。国内では2022年に岐阜県で同病名で特殊報が発表されている。なお、「モモ胴枯細菌病」は糸状菌による「モモ胴枯病」とは異なる病害。

病徴と発生生態

図1:樹液様物によりさび症状を呈したもも枝(写真提供:新潟県農業総合研究所園芸研究センター)図1:樹液様物によりさび症状を呈したもも枝(写真提供:新潟県農業総合研究所園芸研究センター)

比較的気温が高い7月~10月頃に枝幹部に発生することが多いとされる。り病部位の樹皮は淡紫黒色の水浸状となり、同部位から樹液様物が漏出。樹液様物は乾燥するとさび色に変色し、同病の典型的な症状を呈する(図1)。り病部の樹皮下は腐敗褐変し、甘いアルコール発酵臭がある。り病部の上枝では、落葉を伴うことが多く、枝幹の一部又は全体が枯死に至る(図2)。

図2:り病し落葉したもも樹(写真提供:新潟県農業総合研究所園芸研究センター)図2:り病し落葉したもも樹(写真提供:新潟県農業総合研究所園芸研究センター)

同病の病原菌は土壌細菌Dickeya dadantiiで、同細菌が多く生息する地下30センチ前後に細根が達する若年性の樹で発生が多く見られることから、土壌中の菌が根から侵入して感染するとされる。同細菌が風雨による泥水の跳ね上がりなどによって、樹皮の傷口に付着して感染することも示唆されており、明確な感染経路は明らかでない。

同菌は、どこの土壌中にも存在する細菌で、生育適温は約36℃と比較的高温条件下で活発に活動する。同病は、ももの他、なし、りんご等で発生し、特にももでは病勢の進展が非常に早く、急速に枯死に至る場合がある。

同病が発生したほ場では、発生しなかったほ場と比較して、降雨後の土壌水分の低下が緩やかで、過湿状態が継続する傾向にあるとの報告がある。

同防除所では次のとおり防除対策を呼びかけている。

〇現在のところ、同病に登録のある農薬はない。そのため、以下の耕種的防除を実施する。

〇発病樹は速やかに伐採及び抜根し、適切に処分する。伐採に用いた器具は塩素系消毒剤などで消毒する。抜根時に脱落した残根にも病原菌が残存するとされるため、発病樹の根域では、細根にいたるまでできるだけ丁寧に残根を除去する。

〇病原菌が残存した残渣の分解を促進するため、残根除去後は地温が高いうちに天地返しを行う。地温が低い12~3月は残渣の分解がほとんど進まず、病原菌が残存する恐れがあるため、発病翌年の発病樹跡地への苗木植付けは避ける。

〇樹液による感染拡大を防ぐため、せん定などに用いる器具は樹ごとに交換するか、消毒して用いる。

〇台風の強風などで生じた枝幹部の傷口は、塗布剤を塗布して保護する。

〇キクイムシ類の食害による傷口も、本菌の感染経路となる可能性があるため、適切な防除を実施する。

〇排水性の悪い園地では発病を助長するとされているため、明きょを設置するなどの排水対策を取り組み、雨水を速やかに園内から排出する。

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