【注意報】果樹カメムシ類 7月下旬以降に被害急増のおそれ 福岡県2024年7月24日
福岡県病害虫防除所は、果樹全般に果樹カメムシ類(チャバネアオカメムシ、ツヤアオカメムシ他)が例年より早い時期から発生しており、発生量は多く、7月下旬以降に被害が急増するおそれがあるとして、7月22日に令和6年度病害虫発生予察注意報第4号を発令した。
福岡県病害虫防除所によると、今年は、予察灯におけるチャバネアオカメムシ誘殺頭数が前期発生型だった2020年に類似しているが、すでにこの時の累積頭数を超えている。フェロモントラップにおけるチャバネアオカメムシの誘殺頭数は、6月末までは2020年より少なめに推移したが、7月以降は急激に誘殺数が上昇した。前期発生型でも7月から誘殺が急増した例はなく、果樹等への加害が懸念される。
ツヤアオカメムシについては、予察灯における累積誘殺頭数が既に令和2年(2020年)の頭数を超えている。また、フェロモントラップにおける誘殺も同様。
福岡管区気象台が7月18日付けで発表した1か月予報では、向こう1か月(7月20日~8月19日)
の気温は、かなり高くなると予想されている。
同所では次のとおり防除対策を呼びかけている。
〇果樹カメムシ類は夜温が高くなると活動が活発になるため、気温の推移と予察灯やフェロモントラップでの誘殺数が増加する時期と量に留意し、果樹園への飛来状況の把握に努める。発生時期や発生量は地域や園によって大きく異なるため、把握のための観察は一部の樹だけではなく、園全体の樹について行う。
〇例年より早く被害が発生する恐れがあるため、飛来状況を確認し、防除や袋掛け作業を徹底する。また、果樹カメムシ類は広範囲に移動することから、薬剤散布は広域で一斉防除を実施する。
〇今後の発生状況については、病害虫防除所ホームページを参照する。
重要な記事
最新の記事
-
政府備蓄米、出荷急ぐ落札業者 店頭に並ぶのは4月初旬から? 今後の価格は見通し分かれる2025年3月25日
-
7年産米の事前契約価格に関心強まる【熊野孝文・米マーケット情報】2025年3月25日
-
「ぎふ清流GAP認証」のイチゴとトマト 子どもたち23人が農業体験 JA全農岐阜2025年3月25日
-
スプリングフェアに3600人超参加 農機に加えて園芸資材や生活関連など35社出展 JA全農いばらき2025年3月25日
-
JA全農「ニッポンエールプロジェクト」第5弾「瀬戸内広島レモン」共同開発商品を順次発売2025年3月25日
-
「JA全農杯全国小学生選抜サッカー大会」九州代表チームが決定 優勝は佐賀県の「サガン鳥栖U-12」2025年3月25日
-
がん共済の仕組改訂 収入減にも対応 JA共済連2025年3月25日
-
直売所売り上げの一部を宇城市に寄付 JA熊本うき2025年3月25日
-
編集本部と制作本部を統合 4本部体制へ (一社)家の光協会2025年3月25日
-
【人事異動】(一社)家の光協会(4月1日付)2025年3月25日
-
千葉工業大学の学生たちとJAいちかわがコラボ 地元産「船橋のなし」がグミに さわやかな香りと濃厚な味わい2025年3月25日
-
蒸し大豆と味付け大豆 「幻の大豆」がオリジナル商品に JAあつぎ2025年3月25日
-
冷えても硬くならない 味・粘り・つや、三拍子揃った米「ミルキークイーン」 JA稲敷2025年3月25日
-
農家向け家庭雑誌『家の光』が創刊100周年 4月1日に記念号発売 家の光協会2025年3月25日
-
JA三井リース、安田倉庫 余剰電力循環型太陽光PPA導入 九州営業所の再エネ活用比率を最大化2025年3月25日
-
「春の牛乳シューカン」4月1日から『新生活応援キャンペーン』開始 ホクレン2025年3月25日
-
「AIビーフ技術」のスタートアップ ビーフソムリエへ出資 AgVenture Lab2025年3月25日
-
廃棄ユニフォームをポーチへ アップサイクルプロジェクト開始 ヤンマー2025年3月25日
-
体の内側から紫外線&乾燥対策「明治Wのスキンケアヨーグルト」新発売2025年3月25日
-
「私のフルーツこれ一本 1日分のマルチビタミン」新発売 カゴメ2025年3月25日