【注意報】サツマイモにシロイチモジヨトウ 幼虫による被害拡大に注意 徳島県2024年8月6日
徳島県立農林水産総合技術支援センター病害虫防除所は、サツマイモにシロイチモジヨトウが県北東部のサツマイモ栽培地帯で多発のおそれがあるとして、8月2日に令和6年度病害虫発生予察注意報第4号を発表した。
シロイチモジヨトウ卵塊、幼虫、成虫(提供:徳島県)
徳島県立農林水産総合技術支援センター病害虫防除所によると、県内のサツマイモ栽培圃場4地点に設置したフェロモントラップの調査では、7月第4半旬から第6半旬において平均誘殺数が1314頭と、平年(647頭)の約2.0倍だった。特に、徳島市川内町では2313頭と、平年(824頭)の約2.8倍、鳴門市大津町では2068頭と、平年(882頭)の約2.3倍となった。
7月26日に実施したサツマイモ現地16圃場の巡回調査では、シロイチモジヨトウの発生圃場率が6.3%、25株当たり寄生幼虫数が0.06頭と、平年(4.5%、0.06頭)並の発生している。
高松地方気象台が8月1日に発表した1か月予報では、気温は平年より高い状態が続く見込み。今後、栽培圃場への飛来および加害の増加が予想される。
同所では次のとおり防除対策を呼びかけている。
〇中・老齢幼虫には薬剤の効果が低くなるので、若齢幼虫期に防除する(表)。
〇卵塊や分散する前の若齢幼虫を発見したら、速やかに捕殺する。
〇防除については、徳島県植物防疫指針を参照するとともに、薬剤の使用に当たっては、必ず農薬ラベル記載事項を遵守する。
〇今後の発生動向については、徳島県立農林水産総合技術支援センターウェブページ内、病害虫防除所の各種データ・フェロモンのページを参考にする。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(150)-改正食料・農業・農村基本法(36)-2025年7月12日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(67)【防除学習帖】第306回2025年7月12日
-
農薬の正しい使い方(40)【今さら聞けない営農情報】第306回2025年7月12日
-
【注意報】水稲に斑点米カメムシ類 県下全域で多発のおそれ 茨城県2025年7月11日
-
【注意報】斑点米カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 新潟県2025年7月11日
-
【注意報】果樹に大型カメムシ類 果実被害多発のおそれ 北海道2025年7月11日
-
【注意報】果樹カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 福島県2025年7月11日
-
【注意報】おうとう褐色せん孔病 県下全域で多発のおそれ 山形県2025年7月11日
-
【第46回農協人文化賞】出会いの大切さ確信 共済事業部門・全国共済農協連静岡県本部会長 鈴木政成氏2025年7月11日
-
【第46回農協人文化賞】農協運動 LAが原点 共済事業部門・千葉県・山武郡市農協常務 鈴木憲氏2025年7月11日
-
政府備蓄米 全農の出荷済数量 80%2025年7月11日
-
【'25新組合長に聞く】JA加賀(石川) 道田肇氏(6/21就任) ふるさとの食と農を守る2025年7月11日
-
【'25新組合長に聞く】JA新みやぎ(宮城) 小野寺克己氏(6/27就任) 米価急落防ぐのは国の責任2025年7月11日
-
(443)矛盾撞着:ローカル食材のグローバル・ブランディング【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年7月11日
-
【2025国際協同組合年】協同組合の父 賀川豊彦とSDGs 連続シンポ第4回第二部2025年7月11日
-
米で5年間の事前契約を導入したJA常総ひかり 令和7年産米の10%強、集荷も前年比10%増に JA全農が視察会2025年7月11日
-
旬の味求め メロン直売所大盛況 JA鶴岡2025年7月11日
-
腐植酸苦土肥料「アヅミン」、JAタウンで家庭菜園向け小袋サイズを販売開始 デンカ2025年7月11日
-
農業・漁業の人手不足解消へ 夏休み「一次産業 おてつたび特集」開始2025年7月11日
-
政府備蓄米 全国のホームセンター「ムサシ」「ビバホーム」で12日から販売開始2025年7月11日