【注意報】なしにナシヒメシンクイ 県内全域で多発のおそれ 埼玉県2024年8月29日
埼玉県病害虫防除所は、なしにナシヒメシンクイが県内全域で多発のおそれがあるとして、8月28日に令和6年度病害虫発生予察注意報第8号を発表した。
埼玉県病害虫防除所によると、病害虫防除所などが設置したナシヒメシンクイのフェロモントラップへの雄成虫誘殺数が複数か所で平年を上回り、多い地点では8月の総誘殺数が平年の3.7~4.8倍になっている(8月21日時点)。
気象庁が8月22日に発表した季節予報によると、関東甲信地方の向こう1か月の気温は高い予想で、ナシヒメシンクイの活動が活発な状態が継続すると予想される。
例年ではそれほど目立たない7~8月の誘殺数が多いため、これから収穫を迎える品種(豊水、あきづき等)での加害が懸念される。
同防除所では次のとおり防除対策を呼びかけている。
〇交信攪乱剤を5月中に設置した園では、発生状況や収穫状況に応じて追加の設置を検討する(表1)。
〇食入後では薬剤の効果が低下するため、食入前の防除に重点を置く。薬剤防除の際は、収穫前日数と使用回数に注意して散布を行う(表2)。
〇被害にあった果実は速やかに摘除し適切に処分する。
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