NEXTAGE「コンテナ型わさび栽培モジュール」埼玉県羽生市「TAP」で栽培サポート開始2024年11月12日
持続可能なわさびの自動栽培に取り組むアグリテックベンチャーのNEXTAGEは、今年度から販売を開始した「わさび栽培モジュール」をタカミヤが埼玉県羽生市で運営する『TAKAMIYA AGURIBUSINESS PARK(TAP)』内に導入し、栽培サポートを開始した。

タカミヤアグリビジネスパーク内に設置した「わさび栽培モジュール」
わさび栽培モジュールの内部
「わさび栽培モジュール」は、わさびの水耕栽培に必要な設備を40ftサイズの断熱コンテナの中に格納しパッケージしたわさび専用の小型植物工場。わさび栽培に最適な環境を実現でき、露地栽培の約半分の期間で収穫できる。
栽培に必要な知識やノウハウについては、モジュール内に設置したカメラ、センサー情報を元にNEXTAGEが現状分析を行い、的確な栽培作業を知らせながら"わさびを栽培"するもの。デジタルテクノロジーを活用し、誰でも、どこでもわさびを栽培することが可能になる。
今回の「わさび栽培モジュール」の販売は、国内販売代理店のマクニカが担い、マクニカに続いて2機目の導入となる。
TAPは、タカミヤが農業界の課題解決に向けた先端技術の研究開発や農福連携、新規就農者の育成等を行う目的で4月に開設。今回、マクニカがTAPにおけるオープンイノベーション活性化と環境制御型農業の実装に向けたアグリプラットフォーム構築に向け、「わさび栽培モジュール」を提案したのが導入のきっかけとなった。
NEXTAGEは独自の栽培管理システムを通じ、遠隔環境からわさびの生育状況を監視。適切なタイミングで栽培指導やアドバイスを行うなど、栽培主体者となるタカミヤに対し年間を通じて安心して栽培に専念できるサポートサービスを提供する。
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