志摩スペイン村で環境にやさしい農法「アクアポニックス」体験プログラム開始2025年5月21日
志摩スペイン村(三重県志摩市)は、敷地内に設置した循環型農法のシステム「アクアポニックス」の実験ハウスを、4月中旬に建設し設置を完了。トマトの苗を植え、5月21日にシジミの生育を始め、試験的な運用を開始した。5月22日からは、学生団体を対象に教育旅行の一環として、同施設の見学ができる体験プログラムを始める。
「アクアポニックス」実験ハウス外観
「アクアポニックス」は、水産養殖と水耕栽培を組み合わせた環境にやさしい循環型農法のシステム。養殖している魚介の排泄物を水中でバクテリアが栄養塩に分解し、それを肥料として植物を育てる。また、植物に栄養塩を吸収させて浄化された水は再び養殖側へ戻すことで、水を捨てず資源を循環させることができる。
同施設では、水槽でシジミを育て、その排泄物をバクテリアが水中で栄養素に分解し肥料に変えて、トマトを栽培。収穫された食材は将来的に、テーマパークの飲食施設でメニューの一部として提供を予定している。
同施設における「アクアポニックス」の体験プログラムは、教育旅行で志摩スペイン村へ来園した学生団体向けのもの。「資源の循環利用」や「食の生産」など、持続可能な社会の実現に関心を持ってもらうことを目的に、同施設を見学し、担当者からアクアポニックスによる農法のしくみや意義についての説明を聴くことができる。
アクアポニックスの仕組み
志摩スペイン村は、東北大学が「気候変動に適応した食のサプライチェーンを実現し、世代を超えた人の繋がりを育み、自然に寄り添い豊かに暮らせる地域共創社会」の実現を目指して研究する「美食地政学に基づくグリーンジョブマーケット醸成共創拠点」の参画機関の一員として同研究に協力している。敷地内ピクニック広場の一角に設置した「アクアポニックス」の実験施設は、その研究の場として設置された。
重要な記事
最新の記事
-
【注意報】水稲に斑点米カメムシ類 県下全域で多発のおそれ 茨城県2025年7月11日
-
【注意報】斑点米カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 新潟県2025年7月11日
-
【注意報】果樹に大型カメムシ類 果実被害多発のおそれ 北海道2025年7月11日
-
【注意報】果樹カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 福島県2025年7月11日
-
【注意報】おうとう褐色せん孔病 県下全域で多発のおそれ 山形県2025年7月11日
-
(443)矛盾撞着:ローカル食材のグローバル・ブランディング【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年7月11日
-
【'25新組合長に聞く】JA新みやぎ(宮城) 小野寺克己氏(6/27就任) 米価急落防ぐのは国の責任2025年7月11日
-
旬の味求め メロン直売所大盛況 JA鶴岡2025年7月11日
-
腐植酸苦土肥料「アヅミン」、JAタウンで家庭菜園向け小袋サイズを販売開始 デンカ2025年7月11日
-
農業・漁業の人手不足解消へ 夏休み「一次産業 おてつたび特集」開始2025年7月11日
-
政府備蓄米 全国のホームセンター「ムサシ」「ビバホーム」で12日から販売開始2025年7月11日
-
新野菜ブランド「また明日も食べたくなる野菜」立ち上げ ハウス食品2025年7月11日
-
いなげや 仙台牛・仙台黒毛和牛取扱い25周年記念「食材王国みやぎ美味いものフェア」開催2025年7月11日
-
日本被団協ノーベル平和賞への軌跡 戦後80年を考えるイベント開催 パルシステム東京2025年7月11日
-
東洋ライス 2025年3月期決算 米販売部門が利益率ダウン 純利益は前年比121%2025年7月11日
-
鳥インフル 米バーモント州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入停止措置を解除 農水省2025年7月11日
-
鳥インフル ブラジルからの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2025年7月11日
-
全国トップクラスの新規就農者を輩出 熊本県立農業大学校でオープンキャンパス2025年7月11日
-
夏季限定「ぜいたく果実」芳潤マンゴー ヨーグルトとのむヨーグルト新発売 オハヨー乳業2025年7月11日
-
JAグループ向け生成AIプラットフォーム「報徳Hub」リリース イマジエイト2025年7月11日