生産現場でトマトの生育・収量予測情報を利用「NARO生育・収量予測ツール」アプリケーション開発2025年6月4日
農研機構とNTTアグリテクノロジーは、農業データ連携基盤「WAGRI」上で提供する「NARO生育・収量予測ツール①果菜類(トマト)」のAPIを活用した実証試験を実施。この実証結果をもとに、NTTアグリテクノロジーは、施設(ハウス)で栽培されるトマトの生育や収量を簡単にシミュレーションできるアプリケーションを開発した。
農研機構とNTTアグリテクノロジーは、農研機構がWAGRIで提供する「NARO生育・収量予測ツール①果菜類(トマト)」のAPIを活用した実証試験を実施し、その結果を元にNTTアグリテクノロジーが施設(ハウス)で栽培されるトマトを対象に、生育や収量を簡単にシミュレーションできるアプリケーションを開発した(図1)。
フードチェーンのファーストステップである生産工程において、収量の予測が実現できると、収穫時期の把握、栽培計画の策定、さらに物流計画も立てやすくなる。これにより生産性の向上、環境負荷やフードロスの削減といった社会課題の解決に役立てることが期待される。
◎アプリケーションの特徴
・気温や日射量などの環境データと葉面積指数などの生育データを入力することで、施設(ハウス)で栽培されるトマトの1作におけるポテンシャル収量(理想的な環境条件下で達成される収量)を算出し年間計画を策定が可能。
・様々な環境制御設定のデータを入力することで、2週間先や1ケ月先の収量の予測シミュレーションが可能。
・地域や季節に応じた生育予測シミュレーションにより、環境制御の最適化を実現可能。
・作型や栽培管理状況に合わせたカスタマイズにより、現場の多様な条件に対応可能。
・シンプルなデータ入力と直感的な操作性により、特別なスキルがなくても簡単に収量の予測をシミュレーションできる設計。
・パソコンだけでなく、タブレットやスマートフォンなど様々なデバイスで利用可能で、いつでも、どこでもアクセスできる高い利便性。
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