植物は「危険サイン」で寄生線虫を察知 糸状菌や昆虫も同じ仕組みで認識か 理研×農研機構×JST2025年8月5日
理化学研究所(理研)環境資源科学研究センター植物免疫研究グループの白須賢グループディレクター(環境資源科学研究センター副センター長)、門田康弘専任研究員、飯野絵里香研修生(研究当時)、農研機構植物防疫研究部門基盤防除技術研究領域の植原健人研究領域長らの国際共同研究グループは、植物が植物寄生線虫のような動物型の病原体を分子レベルで認識する仕組みを初めて明らかにした。
植物による分泌型トレハラーゼを介した植物寄生線虫、害虫、病原性糸状菌の認識機構
同研究グループは、植物寄生線虫が植物に寄生する際に分泌する酵素「トレハラーゼの一部(ペプチド)を、植物が"危険サイン"として認識し、免疫反応を誘導する仕組みを解明。また、このサインを受け取るために植物が用いている受容体キナーゼ(リン酸化酵素)も同定した。さらに、病原性糸状菌やアブラムシなどの害虫が持つトレハラーゼにも、同様のペプチドが存在し、植物がこれらにも同じ仕組みで反応することが分かった。
これらの成果から、植物が植物寄生線虫や病原性糸状菌、害虫など異なる病原体から放出される似た構造のペプチドを共通の危険サインとして認識し、防御反応を起こす仕組みが明らかになった。同研究成果は、世界中で甚大な農業被害を引き起こしている植物寄生線虫に対する免疫メカニズムの理解を深めるとともに、広範な病原体に抵抗性を持つ作物の開発に向けた新たな基盤の確立に貢献すると期待される。
同研究は7月31日、科学雑誌『Science Advances』オンライン版に掲載された。
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