機能強化したピーマン収穫ロボット JA全農いわてに導入 AGRIST2025年8月8日
AIとロボットを軸に農業DXを推進するAGRISTは、経済合理性の実証を目的として、7月14日から10月までJA全農いわてへ、ピーマン自動収穫ロボットのレンタルを実施。JA全農いわてへの導入は昨年に続き2回目となり、機能強化したロボットで安定的なピーマン収穫を支援する。

AGRISTは、テクノロジーで農業課題を解決し、100年先も続く持続可能な農業を実現する農業スタートアップ企業。 AIを搭載した自動収穫ロボットを活用したスマート農業を自治体と企業と連携して全国で展開している。
JA全農いわてに導入するロボットは、昨年導入時のフィードバックを踏まえ、収穫精度・速度、および稼働安定性を強化した。7月から10月にかけてのピーマンシーズンを通してロボットが稼働することで、農業従事者の減少に悩む岩手県の中でも特に中山間地域における収穫作業の自動化を進め、生産性向上と人手不足解消を目指す。
AGRISTのピーマン収穫ロボットは、前回のレンタルでのフィードバックを基に、以下の機能を強化。この改善により、過酷な収穫作業の負担をさらに軽減し、生産性向上に貢献する。
・収穫精度と速度の向上
・16時間連続稼働による稼働安定性の強化
JA全農いわては、岩手県中山間地域と多様な担い手への施設栽培によるピーマン栽培の普及を目的に、2024年3月から「先進園芸実証農場」で実証試験栽培をすすめている。この実証農場では農業ICTを始めとする先進的な栽培技術を導入。生産者の安定生産・安定収入に向けて実証試験を行い、いわての園芸生産拡大を目指している。
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