「クボタスマートアグリシステム」サービス開始2014年6月19日
クボタはこのたび、農業経営を見える化し、消費者が求める「安心・安全でおいしい農作物」の効率的な生産をサポートする営農・サービス支援システム「クボタスマートアグリシステム(略称:KSAS)」を発売、6月2日よりサービスを開始した。
農業の大規模化を進め、コスト競争力の強化、農作物の高付加価値化に取り組む担い手農家には、消費者が求める「安心・安全でおいしい農作物」を「効率良く」生産することが求められている。
クボタは農機メーカーの強みを活かし、自社の農業機械と連動・融合するICT(情報通信技術)を利用した新たな営農・サービス支援システムを開発した。
規模拡大する担い手農家に対し、電子地図による圃場管理や、作物および作業の情報提供を通じて、農業経営を見える化し、高収量でおいしい米づくり、などの営農をサポートするものだ。
◎KSASの概要
▽作物・作業情報の蓄積・分析による「高収量・おいしいお米づくり」と「作業効率の向上・コスト低減」。
▽適切な栽培履歴管理による「安心・安全な農作物づくり」。
▽農機の稼働状況のレポート(診断カルテ)の活用による「セルフメンテナンスの容易化」など。
具体的には、食味収量センサ搭載のコンバインと連動させ、ほ場ごとにコメの収量、タンパク含有率、水分率の情報を記録し、ほ場の特性をグラフ表示する。それを基に次年度に撒く肥料計画を策定し、耕うん・田植え時に設定値に応じて適正に肥料を散布して、おいしいコメを生産するというものだ。
また水分率ごとにモミを仕分けて乾燥調製することでコストダウンを図るほか、タンパク含有率ごとに、コメを仕分け出荷し、ブランド向上に貢献する。作業を日誌形式で記録し、ノウハウの継承を容易にすることや、ほ場ごとの作業進捗状況を把握し、作業効率の向上を実現、作業工程のモレを無くし、コメの品質低下や病害虫発生リスクの軽減を図ることも可能だ。
作業記録情報を基に、品種別、ほ場ごとの詳細な栽培履歴や食味情報が管理できるので、農作物の付加価値向上や差別化が図れる。
さらに農機の稼働状況レポート「診断カルテ」により操作状況の把握、点検、部品交換などセルフメンテナンスが容易になるなど。
基本コースのシステム利用料は月額3500円、本格コースのシステム利用料は、KSASモバイル通信費を含め月額7900円。当サービスに関する問い合わせは、同社アグリソリューション推進部(TEL:06-6648-3809)まで。
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