ミャンマーの大型精米プラント順調に稼働2014年7月31日
サタケ(本社:東広島市西条西本町2-30、佐竹利子代表)が昨年10月にミャンマー連邦共和国に納入した大型精米プラントが、現在順調に稼働している。
サタケが大型精米プラントを納入したのは、総合建築業のアライアンス・スター社精米工場。同社は昨年10月、ミャンマーの首都ネーピードー連邦領に精米工場を建設し、精米業に新規参入した。
同連邦領は、2003年より建設が始まった新首都であり、今回納入したものが同連邦領における初の大型精米プラントとなる。
同プラントには、最新鋭の精米機をはじめ、不良品を除去する光選別機や、米の品質を評価する分析機器も備えられ、高品質な米の製造が可能だ。
製造された米は現在、ミャンマー国内向けに販売されているが、将来は輸出も視野に入れている。
サタケは、1997年よりミャンマー連邦共和国ヤンゴン市に販売拠点を設置し、ヤンゴンエリアを中心とする20か所に精米プラントを納入するとともに、現地駐在技師によるメンテナンスに力を入れてきた。
またプラントを導入した客先のオペレーターに対し、精米知識や機械構造に関する研修プログラムを実施している。こうした同国内における実績が評価され、今回の受注に繋がったものだ。 ミャンマー政府は、同国内で生産される米の品質向上を図り、輸出米市場での競争力を高めるため、2012年に法改正をするなど、農業生産性向上に向けた支援に乗り出した。
その一環として、最新鋭精米プラントを建設し、精米技術および米の品質向上に一層力を入れる方針を打ち出している。
サタケは今後、同国の販売拠点の一層の充実を図り、ミャンマーにおける最新鋭精米プラントの販売促進を通して、同国の精米技術・米の品質向上を支援していく考えだ。
(写真)
アライアンス・スター社精米工場
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