出荷ロス減らす新品種 ビオラ「ピエナ」シリーズ2015年1月14日
生育力があり、コンパクトにまとまる
サカタのタネは株がコンパクトにまとまり、生育力のあるビオラの新品種「ピエナ」シリーズ(全10色)を開発した。1月8日から受注を始めている。
ビオラ「ピエナ」シリーズの最大の特長は、生育のよさと株のまとまりのよさを両立している点だ。従来品種では、生育力があると株が暴れてしまい出荷ロスが増え、一方、まとまりが良いものは生育が遅い、といった課題があった。新シリーズはこうした問題を克服し、従来品種の「いいとこどり」をした品種だ。
同社のビオラとしては9年ぶりの新シリーズであり、開発には10年を費やした。関東南部や中部地方での試作では、「つくりやすい」「開花が揃い、出荷ロスが減った」と高い評価を得た。
花径は3cm程度で、多花性。花がやや上を向く「アップフェース」の特性がある。開花持続力があるので10月から5月ごろまで長く楽しめるほか、早生性で播種後60?70日ほどで開花する。花色はオレンジ、イエロージャンプアップ、ブルーレイ、イエロー、オレンジジャンプアップ、プリンのスタンダード6色に、ブラック、パープルピコティ、ラベンダーピコティ、ラベンダーマジックのユニーク4色の計10色。
同社では「出荷ロスが軽減でき、スタンダードカラーも充実している。生産者が安心して育てられるビオラの決定版になり得る品種」だと普及に期待しており、今後もさらに花色を増やす予定だ。
販売はプラントップ苗のみで、希望小売価格は512穴セルトレー(450本保証)4950円(税別)。受注は全国の種苗店やJAで。すでに受注は始まっており、発送は8月上旬ごろから。
品種についての問い合わせは、サカタのタネ花統括部(TEL:045-945-8804)まで。
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