平成28年度安全鑑定結果 農研機構2017年7月5日
農研機構は6月30日に、平成28年度安全鑑定結果を発表した。平成28年度分の安全鑑定適合型式数は、10機種177型式であり、うち「その他機種」に分類されたものは3機種8型式だった。
◎農用トラクター(乗用型)
安全鑑定適合機は6社92型式で、走行型式は車輪式が73型式、半装軌式(後輪のみ)が18型式、装軌式が1型式だった。搭載機関の定格出力は16.1~191.0KW(22~260PS)排気量は1.330~7.365Lで、うち機関出力74KW(100PS)以上の全体に占める割合は約40%だった。
排出ガス規制対応では、19KW以上の規制対象88型式のうち、国内3次規制対応が13型式、国内4次規制対応が75型式だった。
安全対応では、トラクタ転倒事故の一因である左右ブレーキの連結忘れを防ぐ片ブレーキ防止装置が、国産の安全鑑定適合機65型式のうち64型式に備えられていた。
◎コンバイン(自脱型)
28年度は2条刈1型式、3条刈6型式、4条刈5型式の計12型式の適合機があった。
3条刈以上はすべてDOC(ディーゼル酸化触媒)を装備、型式によってはDPF(ディーゼル微粒子捕集フィルター)を併載することで、ディーゼル特殊自動車の排出ガス国内3次規制に適合したエンジンを搭載していた。
オーバーヒート対策のためにラジエーターカバー内部に逆流ファンを備えたもの、食味・収量センサを備えたもの、スマホとの連携による営農支援機能を持つもの、小型を除く10型式で、緊プロ開発装置の手こぎ部緊急停止装置を備えていた。◎乾燥機(穀物用循環型)
28年度は、最大呼称張込量0.9~10.0tの53型式適合機があった。うち14型式は熱風式、39型式は遠赤外線熱風併用方式だった。斜流式送風機使用が19型式、遠心式が25型式、軸流式が9型式だった。
乾燥機では初の非破壊近赤外線水分計を搭載したものがあった。また乾燥機の作業データを記録・管理できるものが増加傾向にある。
◎その他の機種
その他機種としては、乗用管理機、いぐさハーベスタ、および多目的田植機(田植機の走行部に植付部や湛水直播機などの作業機を脱着できるもの)があった。
重要な記事
最新の記事
-
【特殊報】ブロッコリーの黒すす症状 県内で初めて確認 愛知県2025年7月3日
-
【注意報】斑点米カメムシ類 県下全域で多発のおそれ 富山県2025年7月3日
-
【注意報】花き類、野菜類、ダイズにオオタバコガ 県内全域で多発のおそれ 愛知県2025年7月3日
-
【注意報】ネギ、その他野菜・花き類にシロイチモジヨトウ 県下全域で多発のおそれ 富山県2025年7月3日
-
【注意報】りんご、なしに果樹カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 宮城県2025年7月3日
-
【注意報】ねぎにシロイチモジヨトウ 県内全域で多発のおそれ 宮城県2025年7月3日
-
【注意報】セイヨウナシ褐色斑点病 県内全域で多発のおそれ 新潟県2025年7月3日
-
【注意報】いね 斑点米カメムシ類 県下全域で多発のおそれ 山形県2025年7月3日
-
米生産に危機感 高温耐性品種など急務 日本作物学会が緊急声2025年7月3日
-
【人事異動】農水省(7月4日付)2025年7月3日
-
花産業の苦境の一因は生け花人口の減少【花づくりの現場から 宇田明】第63回2025年7月3日
-
飼料用米 多収日本一コンテストの募集開始2025年7月3日
-
米の民間在庫量 148万t 備蓄米放出で前年比プラスに 農水省2025年7月3日
-
【スマート農業の風】(16)温暖化対応判断の一助にも2025年7月3日
-
令和7年度「家畜衛生ポスターデザインコンテスト」募集開始 農水省2025年7月3日
-
農業遺産の魅力発信「高校生とつながる!つなげる!ジーニアス農業遺産ふーどコンテスト」開催 農水省2025年7月3日
-
トロロイモ、ヤマノイモ・ナガイモ【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第347回2025年7月3日
-
【JA人事】JA町田市(東京都)吉川英明組合長を再任(6月26日)2025年7月3日
-
【JA人事】JAふくおか嘉穂(福岡県)笹尾宏俊組合長を再任(6月26日)2025年7月3日
-
国産農畜産物で料理作り「全農親子料理教室」横浜で開催 JA全農2025年7月3日