農薬散布作業の省力化を実現 産業用ドローン新登場 ヤマハ2017年10月13日
ヤマハ発動機(株)は、10月11日から13日まで幕張メッセで開催された「国際次世代農業EXPO」に、優れた薬剤散布機能を装備した産業用ドローン「YMR-01」を出展し話題となった。
同社は、無人ヘリによる薬剤散布事業において、30年余の実績があり、現在は国内水稲作付面積の40%以上をカバーしている。
一方、無人ヘリでは対応しにくい狭矮な圃場では、伝統的な手作業のほか、近年はドローンによる薬剤散布も拡大している。
2018年に販売予定の産業用マルチローター(ドローン)「YMR-01」は、二重反転ローターと最新の軽量化技術を融合させることで、高精度な散布、使い勝手の良さを実現し、信頼性を求める農業者、関係者のニーズに応える最新モデルだ。
6軸ローターの左右2軸を上下二重反転する8枚ローター式を採用することで、適切な降下気流を生み出し、二重反転軸の近くに散布ノズルを搭載することで、作物の根元まで均一に薬剤を散布することが出来る。
さらに製品提供だけでなく、同社オリジナルのフライトシミュレーターなどを活用した実践的な教習サービスも用意される。
同社は大手防除機メーカーの(株)やまびことマルチローターに関して業務提携をし、やまびこにマルチローターを供給。やまびこからは同社へ粒剤散布装置の供給を予定している。また「YMR-01」の販売は、既存の特約店に加え、やまびこの販売網でも取り扱う。
(写真)産業用ドローン「YMR-01」
◎「YMR-01」の主な特徴
1.上下二重反転ローターと、散布ノズル最適配置による同社無人ヘリに匹敵する散布品質の実現。
2.軽量で剛性バランスに優れたモノコックシェル構造カーボン製ボディ。
3.電装系を冷却するダブルエアーインテークデザイン。
4.着陸時の衝撃を緩和するランディングギア等。
問合せは、UMS事業推進部 営業部国内営業グループまで
TEL:0538-32-1170
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