「フジミン(R)フルボ酸」に地球環境大賞「農林水産大臣賞」2019年5月13日
国土防災技術(東京都港区)が量産化に成功した植物活性剤「フジミン(R)フルボ酸」が、第28回地球環境大賞の農林水産大臣賞を受賞。森林資源の利用で量産化に成功した高濃度フルボ酸を活用した環境改善技術が高く評価された。
フルボ酸は、森林の腐食土壌に含まれる有機酸の一種で植物にミネラルを補給し、土壌を改善する効果がある。土壌や天然水中の含有量は極めて少ないが、植物が必要とする肥料の交換能力を高める。また、肥料を効率よく吸収し、光合成量を向上させるため、酷暑期の耐性を高める効果もある。
森林生態系において地上部の動植物により生産された有機物が堆積し、微生物により分解されて土の状態になったのが腐植土壌。同社が量産化に成功した純国産のフジミン(R)フルボ酸は、一般のフルボ酸より活性効果が高く、国際化粧品素材登録であるINCIコードおよび有機JASに登録されている。
フジミン(R)フルボ酸は、早期緑化に効果があり、様々な自然再生事業への利用が可能。緑化工などの土木事業や稲作などの農業、芝生緑化などの造園、塩類集積地などのせき悪土壌などで成果が確認されている。また、中国やパラグアイなど海外でも土壌改良に活用されている。
今回の受賞は、「森林資源を利用して量産化に成功した高濃度フルボ酸による環境改善技術」の取り組みが評価された。
同社は、今後も森林資源を利用して量産化に成功した高濃度フルボ酸を活用した技術で国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」に貢献していくという。
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