海外ブランド「REACH」に小規模事業者向け籾摺精米プラント発売 サタケ2019年9月4日
サタケ(広島県東広島市子)は9月4日、海外事業ブランド「REACH」の新製品「SYSTEM 3.0」を発売した。アジアおよびアフリカ地域を中心に、新規参入や小規模事業者向けに訴求する。
小規模事業者向けの籾摺精米プラント「REACH SYSTEM 3.0」
「REACH」は、主に海外のミドル層を対象とした事業ブランド。2019年3月に第一弾として、時間あたり7トン処理できる籾摺精米プラント「SYSTEM 7.0」を発売した。
「SYSTEM 3.0」は「SYSTEM 7.0」の設計思想を踏襲し、時間あたりの処理量を3トン(籾)に小型化したもの。価格を中・小事業者に手が届きやすい約5000万円(従来商品の約1/2)に設定し、同ブランドのエントリーモデルと位置付けている。
プラントをタイの同社生産工場でユニット化し、設置現場で組み立てるプレハブ工法を採用することで、製品価格を抑えながら施工期間(据付工事期間)を従来の3~4か月から約2週間に短縮。工事にかかる人件費などの初期コスト低減、顧客が短期間に操業できる。 東南アジアなどの二期作・三期作の地域では次のコメ収穫期までに新設備を稼働できるため、早期の初期投資回収に結びつけることができる。
同社は、「SYSTEM 3.0」の投入で「REACH」ブランドの製品を増強し、アジアやアフリカ地域を中心に、年間1~2万トンを精米する小規模事業者や新規参入事業者に向け販売促進を進めるという。
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