素材を味わうアイスクリームブレンダー発売 岡山の老舗農業機械メーカーが開発2019年9月25日
岡山の農業機械メーカー、オカネツ工業は農業用機械で培った技術を応用した「アイスクリーム・ブレンダーBJ」を開発した。誰でも簡単に果物や野菜の素材の味を活かしたアイスクリームをつくることができる。
(左):グッドデザイン賞を受賞した「冷凍フルーツアイスクリームブレンダー BJ7
(右):果物や野菜のおいしさをそのまま楽しめるアイスクリームが作れる
BJは「砕く、混ぜる、つなぐ。とてもシンプルに、素材をそのまま味わうために。」をテーマにーに開発されたアイスクリームブレンダー。果物や野菜を入れて混ぜるだけのシンプルな構造で、耕うん機にも採用したモーターが硬く凍った果物も瞬時に粉砕する。
アイスと素材の組み合わせで無限のレシピが考えられ、地元食材を使ったカフェやフルーツ自慢の農家などがオリジナルのアイスクリームを作ることができる。
創業71年の同社は、農業機械分野で自社製品を通して農家が抱える悩みを聞くなか、アイスクリームブレンダーの開発を始めた。農家の協力を得て、試行錯誤の末に完成した「BJ」は、6次産業化へのスムーズな移行を目指し、農業分野の抱える課題の緩和と解決をめざしている。また、全国の様々な店舗で導入され、地元の農産物を使ったアイスを作ることで、地域を盛り上げている。こうした背景が評価されグッドデザイン賞を受賞した。
6次産業化へのスムーズな移行を助ける
オカネツ工業の地元岡山では、BJで作ったアイスクリームを味わえる「畑でとれるアイスのお店AOBA」をオープンし、岡山の農産物でつくったアイスなどを提供し、素材の生産者を紹介するなど岡山の農業の拠点となるような活動を進めている。また、農産物の冷凍加工事業を通じて、廃棄ロスや長時間労働など農家が抱える社会課題の緩和・解決をめざした仕組みづくりを行っている。
業務用の「冷凍フルーツアイスクリームブレンダー BJ70」は、80万円。「ベーシックモデルSF01 」は50万円。いずれも税別価格。
「アイスクリーム・ブレンダー BJ」は、公式サイトで購入できる。
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