がんゲノム検査の共同研究部門を設置 組織対応型連携契約を締結 九州大学とデンカ2020年3月25日
九州大学とデンカは3月23日、医療分野における新たな検査診断技術の普及と発展のため、組織対応型連携契約を締結した。両者は九州大学内に先進的ながんゲノム検査に関する共同研究部門を設置し、産学連携による研究を推進する。
両者は、同共同研究部門を産学連携と学術的研究活動の拠点と位置付け、がんゲノム検査技術の開発を進める。
九州大学は「九州大学アクションプラン2015-2020」で、「先端医療による地域と国際社会への貢献」、「社会と共に発展する大学」を具体的な目標と取り組みの一つに掲げ、基礎研究から臨床研究への推進体制の強化、産学官民連携によるオープンイノベーションを積極的に推進。また、組織対応型連携事業の枠組みのもとで企業との「共同研究部門」を設置し、社会の多様なニーズに対して組織的かつ長期的に民間企業と実用化に向けた産学連携に取り組んでいる。
一方、デンカは経営計画「Denka Value-Up」で、ヘルスケア事業を経営の柱の一つに位置づけ、ワクチン・検査試薬事業で培ってきた技術を、がん領域や遺伝子診断技術、感染症検査システムなどの新たな医療分野へ拡げている。
九州大学とデンカグループの連携は、約50年前の合成ゴムの物性測定に関する研究にさかのぼる。長年にわたって高分子やセラミックスなどの先端材料や検査薬技術を活用した新規バイオマーカーなど多岐にわたる分野で共同研究を進めてきた。
今後は両者の歴史をふまえ、今後は、包括的な共同研究を中心に次世代技術開発を加速しながら、さらに密接な協力関係を築いていく。
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