住宅フランチャイズのLIXILが「水耕栽培プラント」事業開始2020年3月31日
住宅フランチャイズチェーンを展開するLIXIL住宅研究所は、低コストで建設できる人工光型植物工場「水耕栽培プラント」の取り扱いを全国で開始。第1弾として、農業法人Future farm Den園(茨城県結城郡)が施主となり、宇都宮アイフルホームが建設した水耕栽培プラントが3月4日に竣工した。
茨城県結城郡に完成した水耕栽培プラント
近年、台風や豪雨などによる風水害や天候不順により、農業被害が多数発生する中、コンテナ形状の水耕栽培プラントは、天候による影響に左右されず、安定的に野菜の生産ができるという利点が見直された。一方で、建物形状や大きさの制限があったり、施工する際に、地域で施工業者の確保が難しく、建設が進みにくいという問題があった。
そこで、これまで16万棟以上の住宅建築で得た同社のノウハウとフランチャイズチェーンにより全国各地域で連携できる地域力を活かし、人工光型植物工場を全国で展開。同時に、植物工場栽培システムの開発などを行うクリーンファームと協働することでより容易に実施できるようになった。
協働事業の第一弾として竣工したプラントは、現在、栽培のためのユニット設置が完了し、栽培に向けて、株式会社クリーンファームとFuture farm Den園が栽培研修や収穫物の販路の構築を進めている。
LIXIL住宅研究所は、住宅型有料老人ホームや放課後等デイサービス事業など、非住宅分野の事業の一環として、水耕栽培プラントを非住宅分野の新たな事業として展開し、安定した農業生産や雇用創出など、地域経済問題への貢献をめざし、積極的な取り組みを進めている。
プラント内観
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