【新型コロナ対策】社内に自社製作の簡易検温装置を設置 サタケ2020年4月10日
サタケは、社員に対する新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐ施策の一つとして社内に赤外線カメラを使った簡易検温装置(以下、サーモグラフィー)を設置した。
測定後の診断の画像
サーモグラフィーを設置したのは社内でも社員の密集度が比較的高く、製品開発に携わるため在宅勤務が難しい技術本部のフロア。入口に設置し、入室時など社員が自主的に検温する。赤外線カメラの前に顔(額)をかざして計測。1秒で正常体温の青色、約37度で注意喚起の黄色、それ以上では高熱と判断し赤色でパネル画面上に診断結果を表示する。
すでに技術本部では社員宅での検温実施状況管理のほか、入室を一か所に制限、定期的に窓を開放し空気の入れ替え、入退室時に手のアルコール消毒を行うなどの予防策を実施。
同社は、今回新たにサーモグラフィーを設置することで社員が体調の変化を早期に発見できるようにした。サーモグラフィーの赤外線カメラとソフトウェアは製粉用ローラーミル(粉砕機)内部の異常を温度で検知する機構を、診断結果表示パネルは光選別機ピカ選シリーズに採用されているタッチパネルを流用し自社製作したもの。
松島秀昭技術本部副本部長(常務取締役)は「サーモグラフィーはあくまでも補助器具だが社員が少しでも簡単に検温できないかと考え、自社製品の部品を使って1週間ほどで設置した。このアイディア面白い!と思って積極的に検温し、体調管理に一役買えれば充分メリットがあると考えている」と述べ、他のフロアへの設置も検討する考え。なお、同検温装置は非売品。
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