ミズナ新品種『極早生水天』種子発売 サカタのタネ2020年4月16日
サカタのタネは、冬場の低温伸長性に優れ、夏場に問題となるフザリウム(萎黄病)に強いミズナの新品種『極早生水天』の種子を生産者向けに発売する。
ミズナ『極早生水天(ごくわせすいてん)』は、生産現場における冬と夏の課題を解決できる品種。冬場は低温で成長が緩慢になるが、『極早生水天』は低温伸長性に優れ、寒さの厳しい冬でも安定して収穫できる。また、夏場のミズナ栽培ではフザリウムを原因とする萎黄病が問題となっているが、『極早生水天』はフザリウムに強いため、安心して栽培することができる。葉はテリのある緑色、軸は純白で見た目にも優れる品種だ。
ミズナは鍋や漬物用として古くから京都を中心に活用されてきた野菜だが、サラダなど用途が増え、季節を問わず全国的に消費されるようになった。それに伴い生産も日本各地に広がり、かつ周年化している。
同社は『「早生水天」を販売し長年好評を得ているが、今回生育の早い「極早生水天」を追加することで、生産者の栽培スケジュールや栽培方法などに合う品種を選択できるようになる。全国化、周年化など多様化するミズナ生産に貢献できることを期待している』と説明している。
ミズナ『極早生水天』の希望小売価格は1袋20ml入り680円、1袋2dl入り6300円で全国のJA、種苗店を通じて2020年6月下旬から販売開始する。
【問い合わせ先】
野菜統括部
電話:045-945-8802
ミズナ『極早生水天』作型図
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