初のバイカラー品種 キンギョソウ『キャンディートップス イエローバイカラー』発売 サカタのタネ2020年5月15日
サカタのタネは、茎が硬く、花穂にボリュームが出るキンギョソウ『キャンディートップス』シリーズに、待望のバイカラー品種『イエローバイカラー』を追加し、種子を発売することを発表した。
キンギョソウ『キャンディートップス イエローバイカラー』
『キャンディートップス』は2017年に同社が発表したわい性(草丈約20cm)のキンギョソウ。茎が硬く倒れにくい、分枝性がよい、花穂にボリュームがあるなど、これまでのわい性キンギョソウとは異なる性質を持つことが特徴。キンギョソウ苗は秋の売上が多い一方で、秋出荷の作型では夏の高温・長日条件により茎が柔らかくなりやすく高品質な苗の生産が難しいことが問題だった。同シリーズは茎が硬いため、他品種と比較して作りやすく、生産者から高い評価を得ている。
『キャンディートップスイエローバイカラー』は黄色地に中心部がオレンジ色の花色で、『キャンディートップス』シリーズ初のバイカラー品種。同シリーズからはすでに「レッド」「イエロー」「ローズ」など、単色の基本色を販売している。今回『イエローバイカラー』をラインアップに加えることで作りやすく、秋出荷にも向くキンギョソウ『キャンディートップス』シリーズから出荷できるカラーバリエーションが充実。同社は「不安定な気候で苗生産がますます難しくなる中、作りやすい同シリーズのラインアップ充実がキンギョソウの魅力を広める一助となることを期待している」という。
営利生産者向けの『キャンディートップスイエローバイカラー』の種子の希望小売価格は、1000粒入り2500円(税抜)。2020年6月から全国の種苗店、JAルートを通じて発売する。また、本品種はオンラインショップを含む同社通信販売限定で園芸愛好家向けにも発売。通信販売では約50粒入り300円(税抜)で、2020年5月下旬から受注を開始し、順次発送する。
キャンディートップス作型図
【問い合わせ先】
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