コンバインとトラクターの新機種発売-ヤンマーアグリ2020年6月4日
ヤンマーアグリ(株)は、収穫量センサーとスマートアシストを活用しほ場内における収穫量のバラツキを見える化できる「収穫量マッピング仕様コンバイン」3 機種を7月1日から発売する。また、装備がシンプルなグローバルモデル普通型コンバイン「YH700M」と、湿田走破性に優れ高いけん引力をもつフルクローラトラクター「YT472A、C」を8月1日から発売する。
収穫量マッピング仕様コンバイン
【収穫量マッピング仕様コンバイン】
スマートアシストリモートとの併用により、これまで把握できていなかったほ場1枚を細分化した収穫量に関するデータを自動的に収集できる。データを活用することで収穫量のばらつきを把握でき、より安定的・効率的な営農が可能となる。収穫量マップも作成でき、オンライン上で簡単にデータとして確認できる。
適応作物は、稲・小麦・大麦。メーカー希望税別価格は、1490万~1718万円。初年度販売目標は70台。
水稲と麦・大豆・コーンなど雑穀を複合的に生産する農業者から、コストパフォーマンスに優れた作物専用の普通形コンバインを求める要望に応えて発売した。
シンプル装備で高能率かつ幅広い作物適応性を持つグローバルモデルで、国内特殊自動車4次排ガス規制をクリアするコモンレールエンジンを搭載し環境規制に対応。また、機能を絞り込むことで刈取作業に必要な基本性能と低価格を両立させた。ワイドヘッダ、大容量グレンタンク、大容量燃料タンクにより作業能率も向上させている。
メーカー希望税別価格は、795万~835万円。初年度販売目標は60台。
ホイルタイプとハーフクローラタイプに加え、低接地圧で高いけん引力をもつフルクローラタイプを提供。トラクターの大型化により、ほ場が踏み固められ収量に影響を与える一方、局地的な大雨などによりほ場条件が悪化する傾向が強まっていることから、効率的なけん引作業を実現し作業適期を逃さず作物の収量・品質を確保できることを目指した。
電子制御FDS(フルタイムドライブシステム)により、直進・緩旋回からスピンターンまで乗用車感覚で扱えるほか、低接地圧のフルクローラにより、ほ場を踏み固ることもない。同馬力のホイルトラクターに比べ、けん引力は約1.5倍、ハーフクローラトラクターの1.2倍となっている。
メーカー希望税別価格は、895万~905万円。初年度販売目標は80台。
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