「おけさ柿」栽培の省力化へ自動走行運搬ロボット活用 実証実験開始 NSW2020年11月6日
ITソリューションプロバイダの日本システムウエア(NSW)は11月5日、新潟県佐渡市で「自動運転・ADAS用外付制御ユニット」を搭載した「クローラー型モビリティロボット」を活用し、佐渡島特産「おけさ柿」の収穫作業とせん定作業の省力化を実現するための本格的な実証実験を始めた。

全国の果樹産地では、農家の高齢化が進み、担い手が減少している。そこで、作業の中でも労働負荷が大きい収穫作業とせん定作業で、自動走行(作業)機能を持つ運搬ロボットによる作業支援効果を検証。果樹栽培の省力化に向けた技術体系の確立をめざす。
実証実験では、同社の「自動運転・ADAS用外付制御ユニット」搭載の「クローラー型モビリティロボット」が収穫作業者を追従走行し、収穫物・せん定枝の積載・運搬作業を行う。
同実証実験は、農林水産省の「令和2年度スマート農業実証プロジェクト」の公募で採択され、新潟県を代表機関とするコンソーシアムのプロジェクト内で実施。また、柿生産においてスマート農業技術導入による、農作業の省力化および経営改善の効果実証を行う。
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