栽培適応幅が広く形状安定 ダイコン「冬の守」種子発売 サカタのタネ2021年2月26日
サカタのタネは、栽培適応幅が広く形状安定性に優れる高品質な秋冬ダイコン「冬の守(ふゆのかみ)」の種子を営利生産者向けに発売する。
新発売のダイコン「冬の守」
「冬の守」はダイコンの消費量が多い年明け収穫用の品種で、最大の特長は栽培適応幅の広さ。本作型では長雨などで播種時期がずれ込むと短根や生育不良、抽だいが問題となることがあるが、「冬の守」は秋冬ダイコンの中では比較的温度に鈍感で、早まきによる曲がりや遅まきによる生育不良が発生しにくい。また、天候不順の中でも形状の安定したダイコンの収穫が期待できる。晩抽性があるためトウ立ちが遅く、3月上中旬収穫の春ダイコンとしても出荷できる。
春系品種では厳寒期の生育の遅さ、葉の耐寒性の弱さが問題になることが多く、耐寒性のある秋冬ダイコンを使えることは生産者にとってメリットとなる。さらに、シミ症や横縞症などダイコンの肌(根の表面部分)に発生する病害に強く、毛穴が浅くひげ根が少ない、肌の表面が滑らかで光沢があるなど見た目のよさも特長。特に肌の病害は青果物の価格に直結するため、生産者の収入を大きく左右する。
同社は品質の高いダイコンを栽培できる「夏の守(なつのかみ)」「春の守(はるのかみ)」を販売しており、肌の質感や形状などが評価が高い。「冬の守」をラインアップに加えることで、高品質ダイコン「守」シリーズのブランド力向上とシェア拡大をめざす。
「冬の守」の種子の希望小売価格3は、800粒入り袋1400円、8000粒入り袋1万3800円、ペレットシード5000粒入り袋1万300円。6月下旬から全国の種苗店、JAルートを通じて販売する。売上目標は3000万円。価格はいずれも税別。
ダイコン「冬の守」の作型図
重要な記事
最新の記事
-
【鈴木宣弘:食料・農業問題 本質と裏側】なぜ多様な農業経営体が大切なのか2024年3月28日
-
全国の総合JA535から507に 4月1日から 全中2024年3月28日
-
消える故郷-終りに、そしてはじめに-【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第284回2024年3月28日
-
岩手銀行、NTT東日本、JDSCが「岩手県の『食とエネルギーの総合産地化』プロジェクト」を共同宣言2024年3月28日
-
「日曹コテツフロアブル」登録変更 日本曹達2024年3月28日
-
適用拡大情報 殺虫剤「プレバソンフロアブル5」 FMC2024年3月28日
-
飼料用米を食料安保の要に 飼料用米振興協会が政策提言2024年3月28日
-
肥料袋の原料の一部をリサイクル樹脂へ置換え 片倉コープアグリ2024年3月28日
-
【人事異動】農林中央金庫(4月1日付)2024年3月28日
-
純烈が熱唱 新CM「おいしい雪印メグミルク牛乳 ゴクうまボトル」公開2024年3月28日
-
むすびえ「ウェルビーイングアワード 2024」活動・アクション部門グランプリを受賞2024年3月28日
-
「物流の2024年問題」全国の青果センターの中継拠点化で「共同輸配送」促進 ファーマインド2024年3月28日
-
ポストハーベスト事業 米国子会社を譲渡 住友化学2024年3月28日
-
農業の「経営技術」を習得 無料オンライン勉強会を隔月で開催 ココカラ2024年3月28日
-
森林由来クレジット販売プラットフォーム立上げ第一号案件を売買全森連×農林中金2024年3月28日
-
新規需要米に適した水稲新品種「あきいいな」育成 耐病性が優れ安定生産が可能に 農研機構2024年3月28日
-
食品ロス削減に貢献 コープ商品6品を3月から順次拡充 日本生協連2024年3月28日
-
最適な雑草防除をサポート「my防除」一般向け提供開始 バイエルクロップサイエンス2024年3月28日
-
国産和牛が当たる 「春の農協シリーズキャンペーン2024」4月1日から実施2024年3月28日
-
れんこん腐敗病の課題解決へ JA大津松茂と圃場検証を実施 AGRI SMILE2024年3月28日