新型ロータリーシフターを発売 サタケ2021年5月20日
サタケは、稼働効率と安全性がさらに向上した新型ロータリーシフターを、5月20日に発売。
精米工場では精米後の精選工程において、白米に混じる糠玉や砕粒などを除去しており、おもにロータリーシフターが使用されている。近年、より効率的な工場運営や働き方改革、安全・安心が求められる中、サタケは稼働効率と安全性をさらに向上させた新型ロータリーシフターを開発。
新型機は、運転終了時に残粒が迅速に排出される構造となっており、ロット切り替え時間は約2分と従来機に比べ約1/7に短縮、多品種少量生産における稼働効率を大幅に向上。
カバーや選別スクリーンはノブボルトを緩めるだけで簡単に脱着でき、分解清掃にかかる時間は約30分と従来機に比べ1/3に短縮。
また、砕粒選別部の各選別スクリーンには特殊磁性ステンレスを採用し、万が一破損した場合でも磁力選別機で破片を除去できるほか、カバー類には脱落防止ノブボルトを使用し、混入事故を未然に防止するなど、安全性もさらに向上。
メーカー希望小売価格は308万円(税込)、精米工場などに年間40台の販売を見込んでいる。
新型ロータリーシフター
新型ロータリーシフターの概要
1.特徴
(1)稼働効率が向上
運転終了時に残粒が迅速に排出される構造により、ロット切り替えは約2分で完了、多品種少量生産における稼働効率を大幅に向上。カバーや選別スクリーンはノブボルトを緩めるだけで簡単に脱着でき、分解清掃は1人で約30分あれば可能。
(2)安全・安心設計
選別スクリーンには特殊磁性ステンレスを採用し、万が一破損した場合でも磁力選別機で破片を除去。カバー類には脱落防止ノブボルトを使用し、混入事故を未然に防止。
2.構造
糠玉選別部で原料白米に混じる糠玉や大異物を除去したのち、砕粒選別部の上段・中段スクリーンで整粒と砕粒とに分別。砕粒はさらに下段スクリーンへ送られ、小砕粒や糠を除去。
3.仕様
【型式】FRS060A
【処理能力】最大6.0t/h(精米)※1
【所要動力】0.4kW(三相200V)
【選別物】整粒、大異物(糠玉)、砕粒、小異物(小砕粒、糠)
【機体質量】約310kg
【スクリーン目開き】
・糠玉選別部※2 スクリーン(縦線) 3.15 mm(線径φ0.35)
・砕粒選別部※2
上段スクリーン※3 1.94mm(線径φ0.6)
中段スクリーン※3 1.94mm(線径φ0.6)
下段スクリーン 1.04mm(線径φ0.55)
※1 処理能力は原料の状態、スクリーンの種類や状態によって異なる
※2 糠玉選別部と砕粒選別部はそれぞれ単体での購入も可能
※3 オプションで6種類のスクリーンあり
4.寸法
(横)816mm×(奥行)1,648mm×(縦)1,953mm
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